Lontong
野菜たっぷり、ご飯はぎゅっ。つゆだく丼飯のようにわしわしと。
ジョホール人のソウルフード。ココナッツミルクと野菜のやさしい味
インゲン、ナス、キャベツ、人参、玉ねぎ、豆腐など野菜メインの具をココナッツミルクとターメリックで煮込んだ料理「ロントン」。カレーのような黄色の見た目ですが、スパイス感や刺激的な辛さはほとんどナシ。表現するなら、南国の野菜煮込みで、日本人にも食べやすさ満点の味。
もうひとつ、ロントンの特徴はご飯付きということ。上の写真に、マシュマロみたいな白い物体がありますよね、これがご飯。「クトゥパ Ketupat」や「ナシインピ Nasi Impit」とよばれる固めたご飯で、おにぎりと餅の中間のような食感。クトゥパは椰子の葉で作り、ナシインピは手や型でつぶして作ります。具だくさんでご飯付きなので、腹持ちもグッドです。ちなみに、このような固めたご飯は日本であまり見ないのですが、マレーシアではポピュラー。もしかして水分少なめのインディカ米はおにぎりのように握ることができず、つぶして固めることで、持ち運びや取り分け用に活用しているのでは、と想像しています。
Memo
ジョホール州などマレー半島南部食べることができる。シンガポールでも定番の料理。ちなみに、インドネシアではご飯そのものをロントン(バナナの葉に包んで長時間ゆでる)という。上の写真のロントンは、店オリジナルの味。友人のおすすめの店で食べたもので、すき焼きみたいな甘醤油味。これもおいしかった!(一般的な野菜のロントンはもっと白っぽい見た目だ)
Photo
ジョホール州アイルクローのフードコートにて、2015年
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