ジャーナル

「マレーシア生活でのモーニングルーティン」 タンマリのコラムVol.10

マレーシアのリアルな生活事情(今回はタンマリの朝について)。華人系の嫁タンマリが、現地で暮らして感じたこと、自分のなかの変化、周りの人との関係などをつれづれに語ります。

日本人タンマリ。ダーリンは華人系マレーシア人。2018年の4月1日より、ダーリンの実家であるマレーシアのジョホールに子ども3人と移住。義父(タンpapa)、義母(タンmama)、義姉、長女8歳、次女5歳、坊3歳と計7人暮らし。ダーリンは日本で仕事。
 この連載について / タンマリと家族のプロフィール

Tanmari’s diary in Johor,

私が、朝食にナシレマッを年間300日以上食べるわけ

7.Dec.2020 : Morning routine

text and photo by Tanmari

 今回は、私のモーニングルーティーンと朝食についてのお話し。上の写真は、年間250日以上(ほとんど毎日!)通っている屋台の様子。平日は次女と私のふたり、休日は長女も入れて3人(上の写真)で訪れる。なぜ私が屋台で朝ごはんを食べるのか。それはおいしいからだけではない。その理由も合わせて、タンマリの朝を時系列で紹介します!

・AM4:45  起床。外は真っ暗。でもマレーシアは南国なので気温的には起きやすい。
・AM5:00  オンライン英会話(25分)をする。この時間にレッスンを入れておくと、「よし起きるぞ!」という気合いになる。つまりはモーニングコール替わり。
・AM5:30  朝食用のお粥(長女、義姉、義母、坊の分)を炊く。
・AM5:45  Youtubeでヨガなどの運動(45分)をする。
・AM6:20  自分の身支度(10分)。
ここまでがひとりタイム。この早朝の時間が今の私にはとても貴重。家族は2階で寝ているので、1階のリビングでひとり、自分のために時間を使うのだ。

そしてこれからは家族タイムスタート。

・AM6:30  長女を起こして、着替えを手伝う。
・AM6:40  長女、朝食のお粥を1人で食べ始める。なぜこの時間かというと、マレーシアの小学校は朝が早いから。現在、長女の学校は7時半が始業時間である。(ちなみに、朝食が早朝過ぎるため、長女の学校では、朝10時ごろに軽食タイムがある。買ってきたおやつを食べたり、わが家では、おにぎりやパンなどを持たせている)
AM6:45  次女を起こして、着替えの手伝い。
AM7:10  長女、次女とともに、私の運転で学校へ。
AM7:15  長女、学校に到着。
AM7:25  ここから、最初に紹介した屋台(現地ではコピティアムとよぶ)へ。次女の幼稚園の登園時間8時までが、私と次女の朝食タイムになる。

ここが行きつけの屋台。わが家から直接くると車で3分のご近所さん。席を確保して「ナシレマッ」と「カヤトースト」を注文(最近では、店主が私の顔を見るだけで、このメニューを運んでくれるようになった!)したらトイレへ。次女の洗面、トイレ、髪をとかしてあげる。

つまり、私がこの屋台に行く理由、その1は、次女の身支度ができるから。トイレがとってもきれいなんです(マレーシアでは珍しい)。

正直、朝の超あわただしい時間のなかで、長女と次女の両方の世話をするのは、とうてい無理。そのため、ここで次女の世話ができるのは、かなりの利点。店主のおじさんとも顔なじみだし、安心。

「ナシレマッ」は、おにぎりのように三角に包まれてカゴに入っている(奥のカゴ)ので、これをとって席で食べるだけ。注文後の待ち時間が無い手軽さもマル。

そして、もうひとつ。この屋台時間を大事にしている理由は、次女と私のふたりっきりの時間が作れるから。家ではどうしても坊に手がかかるし、ほかの家族もいて、次女とふたりで向き合う時間がとれない。だから、この時間が貴重なのだ。

また、あえて朝食を屋台で食べるというルーティンを作ったことで、朝の行動がスムーズになった。着替て外に出ると、子どもは自然に起きるしね。

日本で暮らしていたときは、毎日子どもと外食、それも朝食に外食だなんて、あり得ないことだった。でもここでは、子ども連れで屋台にいくのは当たり前だし、朝から屋台も日常にあること。もちろん、家で食べている人もいるし、外で食べてもOK。こんなふうにいろんな選択肢があるというのはいいな、と思う。心の保険といってもいい。

左が、私が頼む紅茶とナシレマッで、次女はカヤトーストと温泉卵。料金は、日本円にして、ぜんぶで300円ぐらい。

ちなみに、私も次女も、食べ方に決まりがあって、かならず温泉卵を追加する。これは、親戚のおじさんの食べ方で、これがめちゃうま。とろとろの温泉卵を崩しながら食べれば、毎日食べても飽きないおいしさだ。

左がオリジナル。真ん中に穴をあけて、温泉卵を入れたら、少しずつ崩しながら食べる。長女はミーフン(炒めたビーフン)がお気に入りで、これも同じ食べ方をする。

次女はカヤトースト(バター抜き)&温泉卵がお気に入り。パンの形状は、食パンにしたり、丸パンにしたり、トーストか蒸しか、その日の気分で決めている。

さて、屋台朝食が終わるとこうなる。

・AM7:45  朝食終了
・AM7:50  幼稚園近くの公園で軽い散歩。公園にいる猫を可愛がる。私たちは「おそばちゃん」「おあげちゃん」と呼んでいる。

AM8:15  次女、幼稚園登園。
AM8:30  私、公園をウォーキングをしながら、日本で暮らすダーリンと電話。
AM9:00  車内でオンライン英会話(25分)。
AM9:30  家に帰ると、坊がタンmamaと起きてくる。
AM10:00  日本語教師の仕事や家事でここからは怒涛に過ぎていく……。

これがタンマリのモーニングルーティンである。朝、かなり頑張っているので、正直、10時以降は腑抜けである、笑。END

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タンマリ@マレーシアど田舎華人嫁(三年目)

text and photo by Tanmari edit by Oto

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