Kaya Toast
炭火で炙ったパンと4時間火にかけたジャム
ココナッツジャムの甘い朝ごはん。おやつにもぴったりです
カヤトーストとは、薄切りの食パンをトーストし、カヤジャムとバターを塗って食べる朝ごはんです。こう説明すると、喫茶店の気軽なモーニングのようですが、このメニューにかけるマレーシア人の情熱は半端ないんです。食パンは香ばしくするために炭火で焼くのがオリジナルで、カヤジャム(写真手前のキャメル色のもの)はお店で手作り。カヤジャムとは、ココナツミルクと卵でつくるジャムで、プルンとした食感、カスタードクリームと練乳の中間のような優しい甘みが特徴。作り方は、すくなくとも4時間は火にかけ、卵が分離しないように絶えずかき回す、という肩コリ必須の重労働を要します。多くのマレーシア人が好物なカヤジャム、商品化してスーパーで売られていますが、やっぱり専門店の手作りジャムがおいしいです。レジ横に瓶詰のジャムが数個売られていたり(賞味期限は3日~2週間)、夜市の小さなブースで販売されていたり。今もなお、作った人から直接買う、という幸せなおいしさを提供しています。
Memo
カヤパンは、カヤジャムの甘みとバターの塩気が絶妙。バターはあえて溶かさず、厚切りのままにカロリー度外視でかぶりつくのがマレーシア流。これに温泉卵を追加で注文し、温泉卵にカヤトーストを浸しながら食べるのもまたよい。
Photo
クアラルンプール、LRTダンワンギ駅から徒歩10分の「ユッキー」レストラン、1.8リンギット、2009年
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