Sate
炭火焼の肉は、ピーナッツソースをたっぷりと
屋台の定番。片手でつまめるので食べやすい
マレーシアのサテは、炭火で焼いた鶏や羊(山羊)、牛にピーナッツソースをたっぷりつけます。このソース、砕いたピーナッツの油分とココナッツミルクの甘みが絡まり合い、かなりのこってり味。そのため、肉本来の味や炭火の香ばしさは消え、口中に広がるのは、ソース、ソース、ソース!このソース、たしかにおいしいのですが、つけすぎると、丁寧にスパイスでマリネした肉の味が消えちゃうのでご注意。よく考えると、マレーシアのほとんどの料理には、好みで足すソースがついてきます。そしてときに、このソースが本来の料理の味を凌駕してしまうのです。その2大名物ソースが、このサテソースとマクドナルドのフライドポテトにつけるスイートチリソースだとわたしは思います。マクドナルドで、まわりのマレーシア人を真似してたっぷりスイートチリソースをつけてみると、あらまっ、ポテトの味はどこへやら。残るのはふにゃっとした食感だけだった。マレーシアでは、けっこうな頻度でたっぷりソースをつけるよう促されますが、じぶんの味覚を信じて調整するべし、です。
Memo
カジャン地方には、サテ専門の巨大なフードコートがあります。ここでは、茶碗よりひとまわり大きいサイズのボールで大量のピーナッツソースが出てきます。
Photo
カジャン、サテ「サムリ」のフードコート、10リンギットぐらい、2014年
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