Sarawak Laksa
サラワク州では朝カレーじゃないよ、朝ラクサだよ
スパイス効果でコクとさわやかさの絶妙なバランス!
ボルネオ島北西部に位置するサラワク州のご当地ラクサ。ラーメンを汁まで飲み干したことはたぶん人生で1回ぐらいだけど、このラクサは気がつけば毎回最後のひとすくいまで飲んでしまう。それぐらいスープがどんぴしゃで好みの味。カレー色のスープは30種以上のスパイスやハーブ入りで、なかでもサラワク特産の黒胡椒のさわやかな香りがポイント。たくさんのスパイスを使っているにも関わらず、スパイス独特のクセはほとんどなく、ココナッツミルクのコク深さとスープ全体の一体感がとてもいい。カレースープのようで、重すぎず、またすぐに食べたくなるあと味のよさなのだ。麺は細いビーフンが基本で、海老、鶏肉、錦糸卵、千切りのきゅうりと具がいろいろのっているのも楽しい。伝説のアメリカ人シェフが「神の朝ごはん」と絶賛し、サラワク出身以外のマレーシア人やボルネオ好きの日本人にも猛烈なファンがいる。ちなみにサラワク人は週に2~3回は食べるそうで、私もそれぐらいぺろりとイケそう。
Memo
ラクサはサラワク州では朝ごはん。そのため午前中で売り切って店じまいする屋台も多い。また麺を食べ終わったらスープをソースように使う人もいる。たとえばポピア(春巻き)やカヤトーストをスープに浸してパクリ。まねしてみたらおいしかった!
★マレーシア全体のラクサ事情(たくさんあります!)はこちらの記事へ。
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サラワク、クチン、5リンギット、2018年