
Asam Pedas
魚がどん!と主役のマラッカの郷土料理。
コクのある辛さと酸味が胃を活性化! スープをご飯にかけてどうぞ。
アッサム・プダスは、マレー半島南部、とくにマラッカで欠かせない味。アッサムは酸っぱい、プダスは辛いという意味で、メインの具は魚。野菜はオクラ、トマトなどが応援程度で入っています。専門店では魚の種類を選ぶことができ、エイ、サワラ、クロダイ、アジ、サバ、ティラピア、さらに魚卵といっためずらしいものまで。そのなかで人気は、エイでし。
なぜかというと、エイは骨があまり無く、あってもするっと取れて食べやすいため。また、淡白な味がスープによくなじみ、やわらかい食感ながらも煮崩れしない弾力があとをひきます。スープは真っ赤な見た目から想像するほどは辛くなく、タマリンドの酸味はフルーティー。ショウガ科の花であるブンガカンタンの香りや海老の発酵調味料ブラチャンが奥深い味で、一度食べたら、「何これ、おいしい!」とハマることをお約束。
マラッカだけでなく、ジョホール州、トレンガヌ州、ニョニャ料理(マラッカ&ペナン)にもアッサムプダスはあります。ただ、辛さひかえめ、酸味強め、魚はナマズに近いイカン・パティンを使うなど地域によって特徴があります。ただどれも共通しているのは、酸っぱ辛くてうまい! ということ。ぜひ現地でお試しを。
Memo
もっと詳しく知りたい方はWAU記事【アッサムプダス】をどうぞ。
Photo
マラッカ、マラッカのジョンカー通りから徒歩20分程度「Asam Pedas Pokok Besar」にて、2022年
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