Dodol
もちっとした食感と椰子砂糖のやさしい甘み
餅好きな方に。日持ちがするのでおみやげにも最適
ようかん色の伝統菓子、ドドル dodol。食感はようかんよりもやわらかく、もちっと跳ね返ってくる弾力があります。ココナッツミルクに砂糖、米粉を加え、じっくりじっくり4~5時間かけて加熱して作られるもので、ようかんほどは甘くなく食べやすいです。手軽に販売されているドドルですが、南国マレーシアでの炎天下の長時間調理はかなり過酷のようで、以前取材を申し込んでいた職人が「昨日のドドル作りで熱射病になったので取材中止」のこともありました。さて、ドドルは3が月ぐらい日持ちがするので、おみやげにぴったりです。写真のように小分けになった箱入りのものが、おみやげ用にスーパーでよく販売されています。ただ、おいしさにこだわるなら、市場や露店で売っている小分け前のタイプのほうがおすすめ。たとえばマラッカのジョンカーストリートには、切り分ける前のドドルがお財布サイズぐらいの大きさで売られています。食べるときはひと口サイズに自分でカット。やわらかな弾力、ふくよかな甘み、舌触りはすべらかで絶品です。冷凍をしておけば自然解凍でまたもっちり食感に戻ります。また、小分けタイプでもブランドによって味が違い、写真のTAN KIM HOCKブランドはおすすめ。ときに粉が多すぎるのか硬いドドルもあるのでご注意を。沖縄の黒糖餅にそっくり、日本人も食べやすいお菓子です。
動画でも紹介しています。下記クリック
「マレーシアみやげ スーパーで買える伝統菓子 ドドル」
Memo
ドドルは、オリジナル、パンダン、ドリアンの3種で販売。ドリアン味(写真)はドリアン好きなツウ好み。ちなみにタイ、インドネシアにも同じようなお菓子があり、インドネシアではドドール(綴りはDodol)という。
photo
クアラルンプール、KLIA2のスーパー、約10リンギット、2016年
この記事へのコメントはありません。