Keropok
おやつに食べたい、カリカリの魚せんべい
揚げたてがおいしい! 調理前の乾燥チップスは長期保存できるのでおみやげにもマル
魚で作ったスナック菓子「クロポ」。灰色で地味な見た目(写真左)ですが、魚の風味が濃く、カリッと食べ応えのある厚めの食感は、一度食べ始めると、やめられない止まらないおいしさです。適度な塩気があり、おやつの定番。さらにマレーシア人は、食事中の箸休め的存在としても、このクロポを活用しています。ご飯、おかず、そこにクロポが並ぶこともめずらしくありません。さて、クロポは揚げたてがおいしいので、スーパーや市場の食材コーナーでは、揚げる前の状態の乾燥チップスが販売されています。色はグレー、または薄い褐色で、1ミリぐらいの厚みの長方型のチップスが、大袋いっぱいに入っているのを発見したら、それ。おみやげにおすすめです。調理は、熱した油で2秒ほど素揚げすればできあがり。油に投入すると、あっという間に2倍以上に広がるので、焦げないよう慎重に。そうそう、もうひとつおすすめのおやつが「クロポレコ― keropok lekor 」。これはクロポの親戚で、チップスではなく、魚のすり身を棒状に成形して揚げたもの。いわし天やさつま揚げのようなもので、日本人好みの味。夜市や朝市で、揚げたてを売っているので、見つけたらぜひ。チリソースにつけてほおばれば、魚の風味が口いっぱいに広がり、最高です!
※写真右はイカで作ったクロポで、これはあまり市場に出回っていない
Memo
写真はケダ州のクロポ工房で撮影したもの。この工場では、カタクチイワシ、イワシ、サバ、エビ、イカの5種のクロポを作っていた。そのときの記事はこちら。
Photo
ケダ、クロポ工場にて、揚げる前の乾燥チップスの状態で1袋5~10リンギット、2014年
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