Pisang Goreng
サクサクの衣をまとった南国バナナ
揚げバナナ用のバナナは特殊。三角のバナナや硬いバナナ。厨房を観察すべし
東南アジアのお菓子の定番、揚げバナナ。サクサクの衣のなかに、甘いバナナがとろりんと溶けていて、素朴ながらも幸せをはこぶ味。材料にするバナナの種類はいくつもあり、長さ10センチの小さいバナナだったり、熟す前の青いバナナだったり、直径5センチの極太バナナだったり。きっと同時に食べれば味の違いが分かるのだろうけど、なんせ1リンギ(約30円)で5個(それも1個が大きい)も買えるため、いつも1種類で満足しておりました。写真のピサンゴレンは、移動式屋台、つまりバンの荷台をつかって営業している屋台のもの。友人から「激うまよ~」とすすめられたときは、ほんと?と正直、半信半疑。だってバナナを揚げるだけの料理だからね。でも食べて驚き!衣のサクサク感、その厚み、そしてバナナの濃厚な味。ほかの店とは全然違うんです。バンの前には行列ができていて、揚げたそばからアッという間に売り切れていく店なのでした。
Memo
揚げバナナ屋台には、揚げヤム芋、揚げスイートポテト、海老かき揚げ、バナナボールなどの多数の揚げお菓子を販売。
Photo
クアラルンプール、KLセントラル駅近くYMCAの通りにある移動式屋台、1リンギ(3~5ピース)、2010年、by Seiko chan
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