ジャーナル

サンシャワー:東南アジア現代美術展関連イベント、映画鑑賞

Movie and talk show Report,22/Jan/2017

国立新美術館で映画観賞&トークショー。映画はマレーシア映画『細い目』(ヤスミン・アフマド監督)とシンガポール映画『Sandcastle』(ブー・ジュンフェン監督)。映画のなかの、さまざまな言語が飛び交う世界に心地よさを感じるのは、わたしがマレーシアで暮らしていたからなのかな。

人のつかう言語が変わっても、人のこころは変わらないと思う。言語が違うから通じないことは、言語が同じでも通じないと思う。

でも、好きな人と同じ言葉を話したいと願い、話してくれてうれしく思うのも人のこころだと思う。

トークで印象的だったのは「建国50年のシンガポールは、あらゆる実験を試みながら前に進んでいる。国としての言語の選び方もそのひとつ。だからいろんな結果が今は出てきている。また、すこしでも気を抜いたら国という存在がなくなってしまう、という危機感が絶えずある。だから独立記念日には国の歌を作って国民を鼓舞していたのでは」という滝口健さん(アジアン・シェイクスピア・インターカルチュラル・アーカイブ副代表/翻訳エディター)の言葉。

「(シンガポール人は、もしくは、マレーシア人は)誰ひとりじぶんの言葉が100%伝わるとは信じていない。その限界のうえで、たえずやっている」というのも。そのとおりだと思った。

それにしても、何度みても『細い目』(セペ)はすばらしい。冒頭、ジェイソンがインド人の詩をよみ、お母さんがマレー語で話しかけ、ジェイソンが中国語で答えるシーンだけで、心をわしづかみにされる。そして、オーキッドを心配するお父さんが、ひょうひょうとしているお母さんに対して「女ってものは一生理解できないな」と言ったとき、お母さんがお父さんに、こう伝える。「理解しなくてもいいの。ただ愛せばいいの」。この言葉にすべての答えがある気がした。

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