ごはん&麺

ナシゴレンパタヤ

Nasi Goreng Pataya 

卵焼きで丁寧に包まれたチャーハン

現地ならではの味だけど、日本でも食べられそう。その絶妙なバランス

おなじみナシゴレン(チャーハン)を卵焼きで包んだ料理。薄すぎず厚すぎない卵焼きが、どこも破れることなく、ナシゴレンをぴったりくるんでいます。はじめてこの料理を見たとき、屋台料理とは思えない繊細な職人技に見惚れてしまいました。そして食べてまたびっくり。ナシゴレンといえば、普通サンバル風味のピリ辛チリ味なのに、このナシゴレンは甘酸っぱいケチャップ味。鶏肉がゴロゴロ入っているし、つまり、日本のオムライスにそっくりなんです。異国に住んでいると、母国の味が恋しくなり、そして、思わぬ瞬間に母国の味に出会うと、母国への郷愁がかき立てられます。わたし的には、ナシゴレンパタヤはオムライス。マレー系の焼き菓子ラピスケーキはバームクーヘン。イポーの果物ポメロはバンペイユ(熊本の名物、晩白柚)。ブキビンタンエリアは銀座。こんなふうに、日本のあれこれにたとえて楽しむのは、故郷への思いなのかもしれません。

Memo
写真のナシゴレンパタヤは友人絶賛の店。ピカイチのおいしさでした。グルメなマレーシア人は、「この店がイチオシ」というリストをかならず持っています。

Photo
クアラルンプール、アップタウンのVICCHUDA TOMYAM、5.5リンギット、2009年

関連記事

  1. バビロティ
  2. ミールブス
  3. アパンバリ
  4. ニョニャラクサ
  5. 福建麺
  6. テタレ
  7. ナシゴレン
  8. ちまき

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 朝ごはんもある!「マレーカンポン・コピティアム」
  2. 新宿にて「マレーシアフェア2023」開催決定! マレーシアグルメが大集合
  3. Instagramにて情報発信しています。
  4. 調味料からマレーシア料理全体の味の傾向を探る
  5. マレーシア料理の地域性について考察
  6. アッサム・プダス
  7. マレーシア人の民族性と食文化
  8. ちまき
  9. マレーシアごはんの歴史、変遷
  10. イカン・バカール
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。