Nasi Campur 2
サンバル炒め、イカンゴレン、アヤムゴレン、そしてマサレマ
ナシチャンプルの料理、おすすめBest 3(&おまけ)はこれ!
ナシチャンプルの店で、ずらっと並んだ惣菜を目の前にすると、あれもこれも食べてみたいけど、いったいどんな味なんだろう……としばしボー然。そこで、日本在住経験のあるラジブさんと同僚の皆様に協力をいただいて、ナシチャンプルのおすすめ料理を教えてもらいました!
ラジブさんおすすめ&音がハマった料理はこちら!
「サンバル・ゴレン」Sambal Goreng
地味な見た目なのですが、これが本当においしい。サンバルという、マレーシアの基本の調味料をつかった野菜炒め(炒め=ゴレン)で、豆腐や玉ねぎを甘辛の味付けに炒めてあります。この店では、煮干しとピーナッツも入っていて、それらの香ばしさがご飯にぴったり!ジワジワくる辛味もやみつきになります。(写真の盛り付けで2.5リンギット。直径10センチぐらいの小皿です)
「イカン・ゴレン・サンバル」Ikan Goreng Sambal
揚げ魚(魚=イカン、揚げ=ゴレン)は、ナシチャンプルの定番料理。この店では、体長15センチほどのナマズ(イカンクリ)を頭ごと丸揚げに。にんにくのきいた唐辛子ソースがたっぷりかかっていて、食欲ももりもり! 唐辛子ソースの量はじぶんで調節し、辛すぎる場合は除けて食べてもOKです。アジそっくりの(イカン・カンポン)魚もおすすすめです。(1尾 4.5リンギット)
「アヤム・ゴレン・ブルンパ」Ayam Goreng Berempah
マレーシア人も日本人も、鶏の唐揚げは大好物。アヤムゴレン(鶏=アヤム、揚げ=ゴレン)と呼び、各店で自慢の味があります。乾燥スパイスやレモングラスなどの香味ペースト(ブルンパ)で漬け込み、中温の油でじっくり時間をかけて揚げ、カリカリの外側、中はふわっとした肉質に仕上げます。この店ではこだわりの地鶏(アヤム・カンポン)を使っていて、おいしかった〜。(7リンギット)
そのほか、めずしいところで、これは美味!と思ったのがこちら「マサレマ」。
「マサレマ・プチュ・サユマニス」Masak Lemak Pucuk Sayur Manis
マサレマとは、ココナッツミルクで煮込んだ料理のこと。じつはこの取材で初めて食べたのですが、めちゃうま! 辛くなくて(店によっては唐辛子入りもあり)、ミルク煮のようなやさしい味。昔ながらの家庭料理だそうです。サユマニスとは、緑の葉の名前で、やわらかなプチュ(新芽)を使用。モロヘイヤのような粘り気があり、それもまたミルク煮によく合います。(5リンギット)
ほかに「マサレマ・プチュ・パク」(ワラビにそっくりの山菜のココナッツミルク煮)、「マサレマ・ダギン・スライ」(スモークした牛肉のココナッツミルク煮)も、驚くほど美味でした。
提供している料理は、店によってそれぞれ違いますが、似たような料理は必ずあるはず! マレーシア人のいつもの店、ナシチャンプル。楽しいですよ〜
ナシチャンプル 取材した店はこちらSungai Besiにある「Asam Pedas」(リンク)
Memo
取材した店は、ネグリスンビラン州出身の料理人が作っていたので、ネグリスンビランのご当地料理も提供。このようにナシチャンプルの店では、料理人の故郷の味に出会えることが多い
Photo
スンガイベシ、ナシチャンプル店「Asam Pedas」。2017年3月
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