Mee Rebus
シチューのような、甘いカレーのような、新感覚の麺料理
甘いのに唐辛子もガッツリ。甘い・辛いの2重奏が好きな大人向け
マレーシアの麺といえば、鶏だしやオイスターソースのあえ麺などシンプルな味つけが多いのですが、このミールブスは、それらとはまったく違う濃厚な味。とろみのあるソースは、ピーナッツや玉ねぎでコクを出し、じわっと口のなかに広がる甘さはさつまいもによるもの。唐辛子による刺激的な辛さもきいています。つまり、辛くて、甘くて、コク深いという、なかなか味の想像がしにくい複雑さが、ミールブスの魅力! わたし自身も最初に食べたときは、麺なのに甘い、という初めての感覚にびっくり。ところがこれが一度慣れてしまうと、深いコクのソースが、弾力のあるイエローミー(卵麺)やゆで卵、厚揚げ、もやしなどの比較的淡白な味の具にぴったり! 食べる直前にライムをきゅっと絞って、さわやかな酸味を加えていただきます。じつは、ミールブスのソースを作るのにはかなりの手間と多様な食材が必要なので、おいしい屋台が数少ないという現状も。なので見つけたら、即お試しを。これぞ、ザ・マレーシアという魅惑の味です。
Memo
ミー・ルブスとは、ミーは麺、ルブスはゆでるいう意味。つまり日本語に訳すと「ゆで麺」というシンプルな名前で、たいそう凝ったソースがかかっているのが特徴。都心ではあまり提供しておらず、マレー系民族が多く暮らす住宅街や地方都市(とくにマレー半島南部のジョホールやマラッカ)に、地元の人絶賛の屋台がある。
Photo
クアラルンプール郊外、フードコートにて、4.5リンギット、2018年
キタ━(・∀・)━!!!!Mee Rebus!!
大好物!
でもおいしい店が少ないんだよな…
地元の街に昔はめっちゃおいしい屋台があったが、そのお婆ちゃんがいなくなってからおいしいMee Rebusにありつくことが未だにないのが悲しい。
(味の決め手はソースだけど、さりげなく乗ってる唐辛子の輪切りがピリッとくるのが本当はMee Rebusにとって大事かと)
やっぱりそうよね。あのソースの複雑さはなかなか再現できないよね。クアラルンプールで紹介してもらったお店も都心から離れた郊外にありました。なかなか食べられないからこそ、心に刻まれている味です!