Ipoh Noodle Dry
コシはないが、麺好きが納得。蒸しチキンに合わせて
葱と胡椒だけのシンプル麺
マレーシアで美食の街として知られる「イポー」の名物料理。スープのないドライ麺で、蒸しチキンと合わせて食べます。つまりは、よく知られているチキンライスのライスが麺になった、といった料理です。見るからにシンプルの極みともいえる麺、食べて驚き。度肝を抜かれました。透明感があり、ツルっとした食感の米麺クイティオ。具、いや薬味は、葱と白胡椒のみ。ソースは蒸しチキンのタレと同様で、オイスターソース、胡麻油、濃い口しょうゆを合わせたものがチョイと垂らしてあるだけです。たったそれだけなのに、今まで体感したことのないくらい、激うまなんです。素麺でもなく、焼きそばでもなく、うどんでもない。つけ麺に近い気もするけど、やっぱり違う。同じ食材で、同じ分量で、同じように作っても、あの味は絶対に再現できない、と思わせる職人の味でした。
Memo
クアラルンプールから車で3時間、そこで出会ったたった30円の究極グルメ。「これを食べるためにイポーに来てよかった!」と友人がえらく感動していました。
Photo
イポー、ニュータウン、1リンギット、2010年
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