おかず

カムヒョン・クラブ Kam Heong Crab / 甘香蟹

マレーシア料理図鑑66/おかず/中級★★★★★★/料理に詳しい人や食べ比べたい人へ

カニのマレーシアソース炒め。これ、好きです! オイスターソースに、ほのかなトウガラシの辛味。ハマりますよ。写真は、コタキナバルのシーフード料理店で食べたもの


カムヒョン・クラブを解説

オイスターの香り高いご飯によく合うカニ料理です。

名前の“カムヒョン”とは中国語で「甘香」のこと。食欲をそそるよい香りという意味で、甘みは玉ねぎ、香りはカレーリーフや干し海老。隠し味にトウガラシの辛みがほのかに効いています。

オイスターソース味なので親しみやすさ抜群! それでいてカレーリーフとトウガラシの風味でマレーシアらしさも味わえます。


カムヒョン・クラブはどうやって食べる?

カニばさみや小型のハンマーを使ってテーブル上で豪快に叩き割りましょう。ソースで手がベトベトにりますが、手食の文化があるマレーシアでは平気。また手を使って食べるのに皆慣れています。


カムヒョン・クラブを初めて食べる人へ

カニの値段はグラム数で決まります。1匹単位でのオーダーになるので、少人数の場合は、できるだけ小さいサイズのカニを選びましょう。

さて、メニュー表をみて驚くのはカニの味つけ(ソース)の多彩さ。甘香、塩卵、黒胡椒、ニンニク、バターミルク、チーズ、マーマイト、ネギ生姜、トマトケチャップ……etc.どれも凝った味つけです。もしやマレーシア人は、カニそのものより、これらソースの味にハマッているのでは、と思うほど奥深いカニソースの世界です。


ミニエッセイ「カニ料理は無限」

マレーシアでいろんなカニ料理を食べた。なかでもユニークだったのが、この2つ。その1*フライドガーリックてんこ盛り!カニはガーリックに埋もれて見えない。ここまでくると、これはカニ料理なのか、それともガーリックにカニが添えられているのか、わからなくなった。さらにこのフライドガーリックが絶品の味だった。その2*カレーパンならぬ、カニパン!ゆうに2斤はある巨大な食パンの中にチリソース味の殻付きのカニがどーん!えっ、そんなことある? 食パンをちぎってチリソースにつけて食べた。美味だったが、食べにくさは人生で断トツNo.1。


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