ごはん&麺

レマン

Lemang

竹筒で炊くという伝統調理を今も大事に

筒型のもっちりご飯。ルンダンやふりかけとともに

ココナッツミルクに浸したもち米を竹筒に入れ、炭火でおよそ4〜5時間。上下、表裏、と火に接する位置を変えながら、じっくり炊き上げます。レマンはとくに、イスラム教徒の断食月ラマダン明けのお祭りに欠かせない味なので、この時期になると路上に屋台が現れ、長さ50センチほどの竹筒を炭火で炙っている光景を目にします。米を焦がすことなく、全体をうまく炊くのはかなりの技が必要。そうやって炊きあげたレマンは、もっちもちで、ココナッツミルクのほのかな香りが食欲をそそります。煮こみ料理ルンダンやサンバルフレーク(上記)に合わせて食べます。

また、レマンにまつわるこんな話しも。釣り好きのリムさん(カジャン出身)の家の近くには、レマンを一年中売っている屋台があり、いつもレマンを一本買って船へ。「レマンは持ち運びが便利だし、もち米だから腹持ちもいい。船の上で食べるレマンは最高だよ!」と教えてくれました。皆さまも、竹筒の料理を路上で見かけたら、ぜひ注目してみてください。

Memo
竹筒に食材を入れて炭火で炙るのは、東南アジア各地でみられる伝統的な調理法。マレーシアでは、マレー半島やボルネオ島の先住民の調理法として知られ、なかでもサラワク州の「アヤムパンソ Ayam Pansuh」は有名。鶏肉、タケノコ、タピオカの葉を竹筒に詰めて蒸し焼きにしたもので、味つけは塩。蒸し焼きなので肉の味が濃く、旨味たっぷりのスープもとてもおいしい。

Photo
ジョホール州にて、2014年、1年中営業している常設レマン屋台

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