Nasi Kandar
カレーや惣菜が豊富にそろう食堂
ご飯とおかずを一皿に盛って会計。ひとりでも気軽に楽しめる
日本にもあったらいいのに、と立ち寄るたびに思うマレーシア名物が、このナシカンダー(* 2022年2月、東京にナシカンダー専門店「ゼロツー・ナシカンダール・トーキョー」がOPEN。詳細記事はこちらより)。チキンカレー、フィッシュヘッドカレー、ラムカレーなどのカレー、ワダ(豆ドーナッツ)や鶏唐揚げなどの揚げもの、そして野菜、卵料理、ごはんなど。それらがトレーや寸胴に盛られて店頭にずらっと並べられ、お客さんが料理を見ながら注文できる店です。気に入っているところは、料理名を知らなくても注文できるわかりやすさ。そして、盛る量を調整できるので、ひとりでも色々な種類が食べられること。カレーやスパイスがきいたおかずが多いので、カレーやインド料理好きには天国です!
あと、圧巻の品ぞろえなので、あれもこれもと注文したくなりますが、料金は料理の数で加算されるので、その点はお忘れなく。量はあまり関係がなく、たとえばオクラ炒めは2本でも5本でも同料金。また、魚介系(魚・蟹・海老)は値段が高く、鶏肉は比較的安価。カレーの“汁だけ”は無料です。わたしがいつも盛るのは、チキンカレー、キャベツ炒め(またはオクラ炒め)、揚げもの(ワダ、またはカレーを汁だけにして鶏唐揚げ)、卵系(塩卵があったら、ぜったいにこれ)。それにパリパリの薄焼きパパドをつける。これで大満足! ナシカンダーのチェーン店「カユ」あたり、日本にも出店してほしいな。
Memo
ナシカンダーの名前は、「カンダー(=天秤棒)」に籠を吊り下げ、その中におかずやご飯「ナシ」を入れて売り歩いたことに由来する。また、ナシカンダーはインド系の料理なので、インド系民族が多く住む地域にある店がおいしい。ナシカンダー発祥の地といわれるペナン、クアラルンプルールならインド人街(SOGO近く)。大型のチェーン店も多く、それらは24時間open。もうひとつ、上記テキストでは、じぶんで料理を皿に盛るタイプの店を想定しているが、店の人に盛ってもらうタイプもあり、写真の店「カユ」もそちら。
Photo
ペナン、ナシカンダー・カユにて、2014年
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