マレーシア料理図鑑31/おかず/基本★★★/食べることが好きならここも/
プタイとは豆のことで、日本のそら豆のような大きさ。それを辛いサンバルで炒めたポピュラーなおかず。ご飯によく合う。写真はクアラルンプールのニョニャ料理店で食べたもの
サンバルプタイを解説
トウガラシの辛味がガツンと効いた炒めもの。ご飯に合わせて食べます。
プタイとは、ジャングルで採れる栄養価の高い豆。コリッとした食感に独特な香りが特徴です。
サンバルとは、トウガラシ入りの辛い調味料の総称。料理によってサンバルの味(辛み・甘み・香り・コク)は様々で、サンバル・プタイのサンバルはトマトを加えてフルーティーにしたり、具に玉ねぎを入れて甘みを足すなど、辛さのなかにコクのある旨辛味のことが多いです。
サンバルプタイはどうやって食べる?
ご飯と一緒にどうぞ。というのも、マレーシア人の普段の食事は、ご飯に複数のおかずを合わせます。おかずは、辛いものと辛くないもの両方をそろえ、サンバルプタイは辛いおかずの代表格です。
サンバルプタイを初めて食べる人へ
サンバルプタイ」とは、サンバルで炒めたプタイ(豆)のこと。「サンバル茄子」「サンバル海老」など色んな食材のサンバル炒めがあります。
この料理は、マレーシア人には定番ですが、日本人には上級編かもしれません。なぜなら、けっこう辛いこと。そして、プタイが独特な味であること。
プタイは、ネジレフサマメという和名を持つジャングルで自生する豆。強い香りがあり、たとえるなら、猛烈な干し椎茸のよう。食後しばらくは、口の中がプタイです。
ビタミンなど栄養価が高いことでも知られ、タイやインドネシアでも人気です。
ミニエッセイ「存在感が大きい」
プタイは、日本の納豆のような存在だ。つまり、好きか辛いかがわかれる。私はプタイがけっこう好きで(意外に、日本人は平気な人が多い模様)、なかでもお気に入りだったのが、醤油ダレで甘辛に味つけしたプタイ。ランチにこの料理を選ぶと、毎回「プタイ、スメリィーねぇ」と顔をしかめるマレーシア人同僚を思い出す。食後の尿がほのかにプタイ匂くなるのを嫌がる人もいた。まぁ、確かに、わかる。でもこの現象は、肝臓をキレイにしてくれる証拠、と教えてくれる人もいた。つまり、マレーシアでのプタイの存在は大きい。
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