Rice Dumpling / Zòng
具だくさんの福建ちまきにインディゴブルーちまきなど多種!
葉っぱを剥くときはワクワク、食感はモチモチ、1個で満たされる幸せ感。
マレーシアのちまきは多種多様。人気No.1は、豚の角煮(脂の多い部分を使う)、あひるの塩卵、干し牡蠣、栗、大豆、しいたけなど、まるで宝探しのようにざっくざくと具が入った福建ちまき。いろんな味が口のなかで弾け、おもわず食の玉手箱や〜♪ と歌ってしまいます。
次に注目して欲しいのが、インディゴブルーのカラーが目印のニョニャちまき(写真上)。マラッカでよく見かけるもので、具はスパイスで爽やかな香りを付けた鶏そぼろ。冬瓜などの野菜入りで、バランスのいい味付けです。ちなみインディゴブルーの色は、バタフライピーの花びらでつけた天然色。なぜ色をつけるかというと、これはニョニャちまきですよ、という印で、初めはご飯に青?! とビックリしましたが、最近では青色を見ると、おいしそうと思うようになっています。
これらは中華系ちまき以外に、マレー系ちまき(のようなもの)もあります。ココナッツの実と干しエビが具になった「プルッウダン Pulut Udang」。甘いココナッツの実が上にちょんと乗った「プルッインティ Pulut Inti」。ヤシの葉に包まれた具無しの「クトゥパ Ketupat」(もち米タイプ)など。どれももちもちした食感が最高でパワーが湧いてくる味。もち米好きは必食です。
Memo
マレーシアは、中国の暦で端午の節句にあたる月は、ちまきシーズン。中華屋台やレストランでは特別メニューにちまきが登場し、家で手作りする人も多数。マレーシアに住んでいたころ、友人からもらう手作りちまきが本当においしくて、この時期が毎年楽しみでした。
Photo
マラッカ、レストラン「ナンシーキッチン」にて購入、2013年
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