Claypot Chicken Rice
土鍋で炊いたインディカ米はホクホク
醤油系タレが染みたご飯は、底からしっかりかき混ぜてめしあがれ
土鍋で炊いたチキンライス、マレーシア版の釜めしです。土鍋で炊くことで、インディカ米がしっとりふっくら立っていて、鍋底に表れたお焦げがなんとも香ばしい料理です。さてこの土鍋、1人前がたぶん米1合ぐらいは入っているのですが、いつもペロッと完食。これには理由があります。それは、食べ進むごとにいろんな味の変化を楽しめるから。メインの具は鶏肉。その隣には、ジューシーな中華ソーセージが入っていて、椎茸、そして塩魚(Ikan Masin)。塩魚とは、塩漬けアンチョビをさらに塩っ辛くしたような味で、少量でも存在感抜群。この塩魚を口にすると、今まで山のものとして味わっていたクレイポットが、がらっと洋服を脱いで海のものになったくらいの味の変化があり、ご飯がまたグッと進むのです。これらの具がはじめから混ざり合っていないのもまたいい。それぞれが主張のある味で、どこを食べても新鮮なおいしさをあたえてくれる見事なコラボです。追加で生卵をトッピングしてもらえば、まろやかさもプラスね。つけタレの“ピリ辛ニンニク醤油”を鶏肉につけて食べれば、最後の米1粒まで飽きない大盛り料理です。
Memo
通常、屋台の土鍋は1人用ですが、10人用の土鍋でシェアしたことがあります。中華鍋くらいの巨大な土鍋にぎゅうぎゅうに詰まったご飯。
Photo
クアラルンプール、クポンの専門屋台、5リンギット、2008年
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