Bak Kut Teh 肉骨茶
マレーシアの朝活は、家族で大鍋を囲む
マレーシアで暮らす日本人の間で、人気ナンバーワン
漢方スープの豚煮こみ料理「バクテー(肉骨茶)」。マレーシア発祥の料理で、中国系マレーシア人の大好物です。漢方効果で驚くほどやわらかい豚肉。長時間煮込んだ熱々のスープは、「当帰」「玉竹」など10種以上の漢方を使い、おいしいだけでなく夏バテ予防や疲労回復にも効果があるとか。スープを飲めば、異国らしい八角の香りが鼻をくすぐり、胃のあたりがふわっと温かくなります。ごはんの上にスープを2~3杯かけて猫まんま風に、食欲が暴走してもいいなら、そこにつけダレの唐辛子にんにく醤油をちょっと垂らして。激うまです。このバクテー、中国系マレーシア人にとっては定番の朝ごはん。早朝5時に開店し、昼2時頃には売り切れという店も多々。週末の朝のバクテー店には、家族で大鍋を囲む姿があります。大声でしゃべりながら、スープをすすり、豚肉にかぶりつく。その姿は、南国の太陽のようにパワフルで、キラキラ明るいのです。
Memo
スープは無料で追加ができる。鍋を指さして「スープ!」といえば、お店の人がスープをやかんかお椀に入れて持ってきてくれる。スープに揚げパン(油条)をたっぷり浸して食べるのもおいしい。
Photo
クアラルンプール、シャーアラム亜山、ご飯付で10.50リンギット、2008年
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