Chicken Curry / Kari Ayam
スパイスの香りにココナッツミルクのまろやかさがあとを引く
普段の食卓にある、いつものカレー。マイルドな辛さなので食べやすさもグー!
ココナッツミルク入りのまろやかカレー。骨付きの鶏肉をじっくり煮込んであり、鶏のうま味と玉ねぎなどの香味野菜の甘みが一体化したコクまろタイプです。多民族国家のマレーシアは、人口の約7%をインド系マレーシア人が占めていて、このチキンカレーはインドカレーの作り方によく似ています。高温の油でカレーリーフやクミンを炒めて香りを出したり、ホールとパウダーの2種類のスパイスを巧みな時間差で加えたり。特徴的な香りは八角とシナモンです。さて、このチキンカレーがどのようにお店で提供されているかというと、上の写真のような一品料理でテーブルに並ぶことはかなり稀。通常は、おかずが店頭にずらっと並ぶタイプの食堂で、おかずの1種類として提供されています。つまり、炒めもの、蒸しもの、揚げもの、といろいろな種類のおかずのなかに、カレーがあるのです。これらのおかずにはメニュー名が表示されておらず、どれがチキンカレーかは見分けられないので、お店の人に聞きましょう、また、チキンカレーの肉をとらず、汁だけ盛った場合は無料です(詳しくは、下記のマレーシアカレーについて比較考察を参照)。民族を問わず、年齢を問わず、みんなが大好きなチキンカレーは、マレーシア料理の基本ともいえる味。是非食べてみてください。
★アスリシェフに習ったチキンカレーのレシピを記事で公開しているのでぜひ。Crea Webコラム「日本で買える食材&スパイスでできる! マレーシアの本格チキンカレーの作り方」
★カレーについてディープに考察した記事はこちら。マレーシアカレーについて比較考察 Malaysian Chicken Curry
Memo
カレーがある店なら、かならず提供している定番メニュー。英語名の「チキンカレー」で注文しても通じるし、マレー語名の「カリーアヤム Kari Ayam」でもOK。
Photo
クアラルンプール郊外、レストラン「カリーガイズ」にて(現在閉店)、2015年
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