マレーシアのリアルな生活事情(今回は師匠の料理について)。華人系の嫁タンマリが、現地で暮らして感じたこと、自分のなかの変化、周りの人との関係などをつれづれに語ります。
日本人タンマリ。ダーリンは華人系マレーシア人。2018年の4月1日より、ダーリンの実家であるマレーシアのジョホールに子ども3人と移住。義父(タンpapa)、義母(タンmama)、義姉、長女8歳、次女5歳、坊3歳と計7人暮らし。ダーリンは日本で仕事。
この連載について / タンマリと家族のプロフィール
Tanmari’s diary in Johor,
料理の師匠クウクウがやってきた!
6.Apr.2020 : My cooking master
text and photo by Tanmari
クウクウ(写真)とは、タンpapaのお姉さんのこと。御年80歳にもかわらず、孫6人、息子夫婦、旦那さんという家族10人の胃袋を満たすべく、毎日料理を作っている現役バリバリの主婦。料理上手のうえに、子守の名人でもある彼女が、わが家に短期間住みこんでくれることになった。
私はクウクウのことが前から大好きで、とくに彼女の料理スキルに惚れこみ、いつか習いたいと思っていた。そこで、この機会を逃すまい、とクウクウが台所で何かを作り出したと思うと、いそいそと後ろについてその行程を見せてもらっている。あらゆる料理をパパっと作り、同時に義祖母(100歳)の世話をし、洗濯もして、とそのむだのない動きは、御年80歳とは到底思えない。
そこで今回は、クウクウの手料理を紹介しよう。
まず、これは「ルイ茶」。たくさんの野菜を切って炒めて、ご飯の上にのせ、そこにハーブやお茶で作った緑のスープをかけて食べるもの。とても手間のかかる調理工程で、中国正月のお祝い料理として作ってくれました。これが作っている様子。
とにかくたくさんの野菜を切って、炒めて。食べれば、ヘルシーなお茶漬け、という感じで、味はとても好みだった!
これはラクサ。これもとんでもなく調理に時間がかかっていた。すごいな、クウクウ。手間をかけた味は、外で食べるラクサよりも、ずっとずっとおいしかった。
自分で好きな具をのせて食べるスタイル。
そしてこちらは『菜粿 Cai Kuih』というおやつ。いわゆる、点心ね。大根と梨に似た甘いシャキシャキした野菜、センクゥアンが入っている。野菜たっぷりでおいしい。
おやつの定番、ピサンゴレンこと揚げバナナ。これは子供たちが大好きで、1週間に1回ぐらい作ってくれている。
さらに、シャーピン(蝦餅)、自家製パン、ロティ・プランター、餃子など、クウクウに作れないものはない、と断言したくなるほどバラエティ豊かな料理の数々。日々、料理の腕を磨こうと台所で一緒に作業をしているが、80歳の主婦歴はさすがのひと言。私もこつこつ、料理の腕を磨いていこうと思っています!
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text and photo by Tanmari edit by Oto
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