馬来西亜マレー / Malaysia Malay
形状はそらまめに近いプタイ豆。コリッとした歯ごたえが特徴的で、干ししいたけのような独特の香りがある。そのプタイ豆の良さを存分に引き出したのが創作プタイカレー1085円
今から30年ほど前、仕事でマレーシアによく行っていたマスターの稲葉さん。そのとき食べていたマレーシア料理が忘れられず、日本のわが家でつくってみよう、と思いついたのが、このレストランの原点。現地の味と食べ比べながら、レシピはすべてオリジナル。マレーシア料理ではなく、マレーシアにインスパイアされた稲葉さんの味です。たとえば、マレーシアのボルネオ島に育つプタイ豆(別名ジャングル豆)をカレーの具にしたり、漢方スープの豚煮込み「バクテー」は、3年もの間、漢方の種類や調味料の研究を重ねて、大好きだったクラン地方近くのバクテー店の味を再現。漢方の香りはひかえめ、椎茸の出しが効いていて、まるで和風だしのような心に沁みる味に仕上がっています。マスターの人生が凝縮した料理は、マレーシア好きだけでなく、多くの人に愛されています。
店主の稲葉さんが心を込めて作るバクテー(漢方の豚煮込みスープ)。常連さんのなかには、マレーシアで食べるよりもおいしい、という人もいる
サラサラのスープカレー、スパハニーライス1230円。人参1本、茄子1本など、野菜がごろごろ入っている人気のメニュー
そのほか、プタイ豆(タイでもよく食べられる豆、サトーという)がこれでもか、というぐらい大量に入っているサンバルプタイも人気。干し海老とサンバルソースで香ばしく炒めてあり美味。ただ次の日のおトイレは覚悟してね。
馬来西亜マレー
住所:東京都世田谷区祖師谷4-21-1
電話:03-3484-0858
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:00LO
定休日:火・水・木
席数:22席
カード:現金のみ
アクセス:小田急線祖師谷大蔵駅より徒歩10分
※不定休があるので、電話にて確認を
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