Kuih Siput
カレーリーフの香ばしさが絶妙のカリカリスナック
日持ちがするので、ちょっとずつポリポリできて重宝
ちっこい貝殻型のスナック。しょっぱい系のおやつで、かむとカリッとした音が軽快にひびく、しっかりめの食感が特徴です。生地にはスパイスがねり込まれていて、カレーリーフと唐辛子は必須。レシピによっては、フェンネル、ブラックペッパー、にんにく、煮干しなどを加えることもあります。カレーリーフは生地内に加えて外側にもパラり。カレーリーフの香ばしさ、そして唐辛子のじわっとくる辛味が、ポテチ並みのやみつき感です。さて、この形、なにか見たことありませんか。ほら、イタリアのショートパスタ、ニョッキ。貝殻型ニョッキとつくり方もまったく同じで、ギザギザのある板“クエシプボード”に生地を押し付けるようにしてくるっと丸め、形作ります。これをひとつひとつ作るので、気の遠くなるような細かい作業。たとえ熟練の技をもつ人でも、1キロの生地を作り上げるのに2.5~3時間ほどかかるとか。これを油でカラッと揚げれば完成です。日持ちがするので、おみやげにもおすすめです。
Memo
Siput シプッとはマレー語でかたつむりや巻貝のこと。とても手間のかかるおやつなのに、中には500gでRM13~20(400~600円)という安さのものも。買う方はうれしいけれど、作り手の作業時間を考えると、なんとも、なんとも……。
Photo
ランカウイ、料理上手のイナさんの手作り、2019年
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