Kuih Seri Muka
もっちり食感のもち米とココナッツクリームの相性最高!
地元の人に人気の伝統菓子を試してみたい方に
クエスリムカは、クエタラムとよく似たツートンカラー。餅のようなお菓子がクエタラムで、クエスリムカはもち米とココナッツクリームのコンビネーションです。家庭でもよく作られているので、和菓子でいえばおはぎのような存在。かみしめるごとに広がるのは、お米のもっちりした食感にクリーミーなココナッツミルクのまろやかさ。アジアらしい南国の香りに包まれながらも、日本人のわたしもホッとする素朴な味わいです。一般的なクエスリムカは、ココナッツミルクに香りのいいパンダンの葉のしぼり汁で香りを付けるため、クリームの層が緑色(写真)。もち米は白いので緑と白が基本系。最近では、写真のように、バタフライピーという花びらで色付けした特別バージョンもよく見かけます。これはマラッカ発祥であるニョニャ菓子の印。クエタラムはもともとニョニャ菓子として考案されたことに由来します。さらに椰子砂糖味やドリアン味のココナッツクリームなど、さまざまな進化系クエタラムも登場しています。
Memo
名前の意味は、クエはお菓子、スリはキラキラ光る、ムカは面や顔で、直訳すると、断面がキラキラ光るキレイなお菓子、ということ。写真のクエスリムカで使われているバタフライピーのしぼり汁は無味無臭なので味の影響はなし。鮮やかな紺色が人々の目を惹く美しさ。
Photo
クアラルンプール、ニョニャ菓子店「ニョニャカラーズ」、1.3リンギット、2015年
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