おやつ&ドリンク

マレーシアの郷土菓子は圧倒的に緑色。5つの特徴を解説

2023年、マレーシアの北から南まで旅をした35日間。地元の菓子を80種実食する、を目標に挑戦したところ余裕で達成! むしろ80種では足りない多彩さで。蒸し、揚げ、焼き。もちもち、ふわふわ、しっとり。調理法や食感がさまざまで楽しい。

食べた郷土菓子の一部を写真で紹介しますね。


さて、80種を食べて、観察してみて、マレーシアの菓子文化の特徴を5つ、わたしなりにまとめてみました。

■その1 
マレーシア人にとって菓子は、小腹が空いたら、いつでも食べるおやつである。もっと正確にいうなら、菓子は軽食。つまり、食後に食べるデザート的な存在ではない。※そのため、食後に食べるには重い(お腹にたまる)菓子が多い。ちなみに、食後に食べるのはフルーツが多い。

■その2
マレーシアの菓子は、おやつに加えて、ときに食事にもなる。とくに朝ごはんに菓子を食べることは多い。言い換えると、マレーシアでは、間食と食事の境界線があいまいである。

■その3
菓子は、しょっぱいもの(甘くないもの)と同時に食べる。そのため菓子店には、甘いものとしょっぱいもの、両方販売されている。(※菓子というくくりよりも、おやつというくくりで見た方が実態に合っている)

■その4
圧倒的に緑色の菓子が多い。緑色は、パンダンの葉っぱの汁で、パンダンの香りをつけたるために加える。

■その5
賞味期限1日の生菓子が多い。なかには、賞味期限が数時間という短すぎるもの(砂糖の結晶化がキープされるまで、など)もある。これは、家庭で作られていたレシピの名残りだと思われる。菓子専門店でも、このレシピをあまり変えておらず、朝から作って売り切れ御免の店が多い。米粉やもち米を使ったやわらかい食感は、まるで和菓子。

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