マレーシア料理図鑑51/おかず/中級★★★★★/アジア料理に詳しいならここも/

魚が主役のマラッカやジョホールの郷土料理。コクのある辛さに、ほふぉよい酸味が胃を活性化! スープをご飯にかけてどうぞ。写真はマラッカの専門店、魚はエイ
アッサムプダスを解説
魚ごろごろの酢っぱ辛いスープ。濃厚な味で、ご飯と一緒に食べます。
エイ、サワラ、クロダイ、サバ、ティラピア、ナマズ、魚卵まで。アッサムプダスの魚の種類はさまざまで、専門店では種類を選ぶことができます。
スープのベースとなるのはトウガラシとシャロットのペーストを油でじっくり炒めてコクを出したもの。タマリンドの酸味、ハーブの香りでコク深いなかに、爽やかさもあります。
マラッカやジョホールなどマレー半島南部の郷土料理です。

アッサムプダスはどの魚を選ぶ?
おすすめはエイ Ikan Pari。淡白な味がスープによくなじみ、やわらかいながら煮崩れしない弾力のある食感があとをひきます。骨が大ぶりで取りやすいのもマル。
アッサムプダスを初めて食べる人へ
スープが真っ赤なので辛そう……と思うかもしれませんが、けっして激辛ではないので安心を。また、アッサムプダスの食べ方は、カレーのようにご飯に合わせるので、これぐらいの辛さがちょうどよいのです。
フルーティーなタマリンドの酸味、ハーブの香り、さらに、ふくよかな魚のうま味もあって、ご飯がすすみます。
アッサムプダスは、マレー半島南部の食事になくてはならないものです。そうそう、ジョホールの友人は、ロティチャナイにも、カレーではなくアッサムプダスを合わせていました。
ミニエッセイ「心躍る闇鍋」
アッサムプダスを初めて食べたのは、あるマラッカの夜。看板の「ASAM PEDAS」の文字が、六本木の夜のネオンのようにあやし気に光る店だった。席は薄暗く、運ばれてきた料理の中身が全く見えない。いってみれば闇鍋状態でおそるおそるスープをすくって飲んでみたら……。おっ、おいしい!サラサラのスープは、ほどよく辛く、心地よい酸味がある。ご飯にかければ、そうね、キムチ雑炊のような感じで食べやすい。よく、おいしさを決める80%は視覚情報といわれるが、それがほぼゼロの状態でおいしいと感じた記念すべき夜だった。
Memo
マラッカ、ジョホール州、トレンガヌ州、ニョニャ料理(マラッカ&ペナン)にもアッサムプダスはある。ただ、辛さひかえめ、酸味強め、ブンガカンタン(ショウガ科の花)を入れるいれない、魚はナマズに近いイカン・パティンを使うなど、地域によって特徴があります。ただどれも共通しているのは、酸っぱ辛くてうまい! ということ。ぜひ現地でお試しを。
Memo
もっと詳しく知りたい方はWAU記事【アッサムプダス】をどうぞ。
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