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マレーシア料理のトウガラシの使い分け。4つのポイントで指南

先日、こんな質問がとどきました。
「マレーシアのトウガラシ、多種過ぎて見分けがつきません。現地ではどんな使い分けをしているのですか?」(aさん)

おっしゃるとおり、ほんとに多種ですよね。ツヤツヤの生トウガラシ(赤・緑)、シワシワの乾燥トウガラシ(赤)、サラサラのトウガラシパウダーで、さまざま。それぞれで辛み、香り、コクが違い、そしてもちろん、トウガラシ自体の個体差の味の違いもあります。

マレーシアのトウガラシについて、わたしが思う注目ポイントはこの4点です。⁡


1 乾燥か、生か 

マレーシアでよく使うのは、乾燥トウガラシです。ナシレマッについているサンバルや炒めものの調味料として使うサンバルには、乾燥トウガラシを使うのが基本。

乾燥することで辛さのなかに旨みがでること。水で戻してミキサーにかければなめらかなペースト状になるので、油で炒めて調味料にするのにも最適。

それに対して生トウガラシは、使い切りタイプのフレッシュなタレで使います。チキンライスやバクテーには生トウガラシのチリタレを添えます。


2 大きさの違い

大(長さ7センチぐらい)と小(3-5センチ)の違いは辛さです。大はあまり辛くなく、小は辛いです。


3 色の違い

生トウガラシには緑と赤があります。緑が熟すると赤になりますね。

タレとして使うときは赤、輪切りにして料理に使うときは緑が多い印象。最終的にどんな色の料理にしたいか、で決めている模様です。


4 パウダーの使い方

そして、マレーシアのカレー(Kari/Curry)に使うのは、チリパウダーです。香ばしい辛さが特徴です。


こんなふうに料理によってトウガラシの使いわけています。

 

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