現地取材

ペナンの魚やレストラン

Seafood Restaurant in Penang

港町ペナンには、海鮮専門の直売所がある。スーパーでもなく、市場でもなく、その手前。漁師から直接仕入れて販売している場所だ。訪れたのは、ペナン島の南西に位置するバリプラウの海鮮直売所。漁からもどった漁師が獲物を届けたら、そこから営業スタート。漁によって港にもどる時間はまちまちなので、徐々に魚が集まり、昼11時ごろに、売り物がずらっとそろう仕組み。

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dsc_1414氷をはった発砲スチロールのなかに海鮮が並ぶ。エイ、ヒラメ、蟹(和名タイワンガザミなど)、海老、イカ、ガルーパなど

並ぶ海鮮の種類や量は、日々変化する。ペナン人は、お目当ての海鮮に合わせて訪問するものの、波が荒れていたら出会えないし、売り切れていたら、それでおしまい。漁師と魚さんの相性の合わないときもあるだろう。まさに自然の市場である。毎日新鮮、そして圧倒的に安い。この場所を紹介してくれたペナン情報通のリムさんは、クーラーボックスを持って購入する気まんまんだ。

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ペナン在住の日本人で知らない人いない、日本語ペラペラのリムさん。タクシー運転手、観光ガイドと大活躍。かなりの食通で、マレーシア料理のレシピ、歴史、食文化にも詳しい

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海老は、体が透けているのが新鮮な証拠、とリムさん

その横に、魚やレストラン「家香茶室/JIA SIANG CAFE」はある。直売所で購入した魚をその場で調理してくれる。値段は、調理料金だけ。なんて、素敵な仕組み何だ!

持ち込んだのは、ワタリガニの1種であるタイワンガザミ、体長10cmほどの魚(福建語でチーセーフというらしい)、そして海老。みるみるうちに出来上がっていく料理。料理している人の顔が見えるだけでなく、買った食材までじぶんで選んでいるのだから、隣のおばちゃんの家に遊びにきたような親近感。なんて心地いいんだろう、そしてなんて贅沢なんだろう。

できあがった料理はこちら!

タイワンガザミ(蟹)のニョニャソース炒め、小魚のカリッと素揚げ、紹興酒と生姜のソースをかけた蒸し海老。クコの実をトッピング。値段はじつは忘れてしまったのだが…調理代と海鮮代のトータルで100リンギぐらいだった気が…すみません!

そのほかの調理法は、黒胡椒ソース、生姜と葱炒め、カムヒョン味(オイスターソースに干し海老をあえたほんのり甘いソース)、塩卵炒めなども用意。また、スチーム、グリルといった素材重視の調理にも対応する。

この店のアイデアは、レストランで長年働いていた店主ローさんの発案。「ペナンには採れたての新鮮なシーフードがあるのだから、もっとおいしい料理を提供できないか」と、イギリスで働いていた弟を誘って2年半前にスタート。今では、週末ともなると、10人ほど座れるテーブル20卓があっという間に満席に。午前中に魚を買いに来たお客が寄っていくため、ディナーよりもランチがメイン営業。

オープンというよりも、丸見えのキッチン。魚を洗うためにホースで水を流しながら、手際よく海瀬のの下処理をする。「シンプルな料理しかできないけどね」と笑ったローさん。シンプルな料理に徹しているのは、ペナンの魚のクオリティに自信があるから。この店、何度も言うが、とても贅沢だ。

dsc_1445JIA SIANG CAFE / 家香茶室

住所:No.321, MK 7 Pulau Petong ,11020 Balik Pulau, Pulau Pinang
Tel: +60-19-746 8465  
営業時間 12:oo noon~19:00
※休日は不明なので、お店にお問い合わせください。
※写真は店主のローさんと親戚の甥っ子ちゃん

 

取材・文・撮影 Oto Furukawa(Malaysia Food Net)
取材日 2016年3月

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