マレーシア料理図鑑96/おやつ/上級★★★★★★★★★/マレーシア通やリピーターへ/
クリーミーな豆のカレーに、店特製の辛味調味料であるサンバルをのせて。目玉焼きの下にはロティチャナイが潜んでいる。写真はケダ州アロースターの店で撮影
ロティドールを解説
ロティチャナイに、ダル(豆カレー)とサンバル(辛味調味料)をかけて目玉焼きをトッピングしたもの。
マレー半島ケダ州、アロースターの店「Mee Sham」のオリジナル料理です。地元で大人気で、実際に食べてみたらたしかにおいしい!
ダルはクリーミーな味で、サンバルの辛味がアクセント。半熟卵でリッチな味わいになっています。
これ、いうなればロティチャナイのアレンジ版。ソースを別盛りではなく上からたっぷりかけたスタイルで、ロティが汁しみしみなのもいい!
ロティドールはどうやって食べる?
赤いサンバルがやや辛いので、辛いのが苦手な人は、スプーンの先にちょっとつけて味見をしましょう。あとはお好きに混ぜてどうぞ。
ロティドールを初めて食べる人へ
モスクが有名な旧王都、アロースターを旅したらぜひトライ。
豆シチューのようなやさしい味わいのダル。そこに、サンバルの辛さ、半熟卵のまろやかさといった組み合わせが絶妙です。
そうそう、ロティチャナイには、実は2つのスタイルがあります。オリジナルであるインド系ともうひとつ、マレー系屋台のロティチャナイ。インド系のロティチャナイはカレー付き(チキンやフィッシュの汁だけ)ですが、マレー系はカレーではなくダルを合わせるので、注目してみてね。
ミニエッセイ「好きなロティはどれ?」
マレーシアのローカルフードの代表格ロティチャナイ。プレーン(具無し)以外に、こんなに多数の種類がある。・チーズがとろける「ロティ・チーズ」・玉ねぎ入りの「ロティ・バワン」・卵入りの「ロティ・テロール」・カロリー度外視の濃厚な 「ロティ・プランター」(マーガリン入り)・イワシ缶入りで、食事系の「ロティ・サディン」・とろける甘いバナナ入りの「ロティ・ピサン」・カヤジャム入りの「ロティ・カヤ」次は、どれを食べようかな。
この記事へのコメントはありません。