めずらしいラクサ。スープは酸味と辛味の効いたアッサムスープに、極細の揚げ卵がのっている。写真はペラ州のイポー、ボタニ地区にある店「Laksa Telur Goreng Bersarang」で食べたもの
ラクサ・テロー・ゴレン・ブルサランを解説
スープは酸味と辛味の効いたアッサムスープで、麺はつるっとした食感の真っ白な米麺。
特徴は、麺の上を覆っている網状の物体。これ、何だと思いますか? ミキサーで溶き卵をしっかり攪拌し、ほそ〜く糸状の状態で高温の油に流しいれて揚げたもの。つまりは揚げ卵。
揚げ卵は、極細の集合体ながらも意外に噛みえがあり(たとえるなら、たたみイワシみたいな食感でした)、スープがだんだんしみると、やわやわに。すると今度は、卵の味がスープにしみ出て、全体に卵色にそまったまろやかな味になっていきました。
ちなみに、名前にあるTelur Gorengの意味は揚げ卵、Bersarangの意味は鳥の巣。たしかに見た目が鳥の巣っぽいですね。
追加情報
友人のマレーシア人に「こんなラクサもあるよ!」と教えてもらったのが、ラクサ・テロ―・ゴレン・ブルサラン。なかなか出会えないレア系のラクサで、ネットで検索したところ、ケダ州のクアラ・カンサーにも人気店があるそう。もしくは、イポーのこの店でぜひ!
★マレーシア全体のラクサ事情(たくさんあります!)はこちらの記事へ。