マレーシア料理図鑑95/おやつ/上級★★★★★★★★★/マレーシア通やリピーターへ/
骨付きチキンカレー入りの巨大カレーパン。カレーパン好きにぜひ食べて欲しいのだけど、一人はムリなサイズです。写真はイポーのカンパーで食べたもの
カレーパンを解説
カレーパンといっても、巨大なカレーパンです。ゆうに2斤はある長方形のパンの中にチキンカレーがドーン!と入っています。
このカレー、食欲をそそるスパイスの香り、ココナッツミルクのコクまろ感、パンの具とは思えない本格派の味です。さらに驚くのが、手羽元や手羽先など骨付きの鶏肉がごろごろ入っていること。つまり、具が大きい!
食の都、イポーの名物料理で、カンパー Kamparに有名店があります。
カレーパンはどうやって食べる?
表面のパンをちぎって、中のカレーをつけながら食べます。カレーはシートに包まれていてパンにしみ出ない工夫がされています。
カレーパンを初めて食べる人へ
イポーでブームを巻き起こした名物料理。食べれば、確かにカレーパン。でも日本のカレーパンとは別物です。
大きな違いは、サイズ感。パンもカレーの具もビッグサイズで友人や家族みんなでシェアして食べます。持ち運びが便利だからか、手みやげやお家パーティーで活用されています。
味もおいしく、トウガラシのやや辛いカレーとミルクパンのような甘めのパンが絶妙の組み合わせです。
ミニエッセイ「アイデア満点の料理」
クアラルンプールから電車で2時間半の都市、イポー。ここでうまれたカレーパンはアイデア料理だ。調理法に特徴があり、カレーを汁ごとシートでくるみ、パン生地で外側を覆ったら、オーブンへ。するとパンがこんがり焼き上がるのと同時に中のカレーも熱々になるという一石二鳥の調理法。すばらしい!ただ、いったん冷えると結構やっかい。家に持ち帰って、電子レンジで温めたことがあるが、サイズが大きくて、なかなか中まで熱くならない。家庭用レンジは、サイズもギリだった。
Memo
カレーの登場方法が、びっくり玉手箱。パンの表面から2センチほどの深さに慎重に切り込みを入れてパンを剥ぐと、そこに白い紙。それはオーブンシートのような質で、その紙のなかに熱々のカレーが封じ込められている
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