マレーシア料理図鑑28/おかず/基本★★★/食べることが好きならここも/
炭火で手動、というレトロな焼き場。それでいて見事な焼き色。香ばしく炙られた鶏の手羽先。ビールのつまみにぴったり!
チキンウィングを解説
醤油味のタレに漬け込み、炭火で焼いた鶏の手羽肉です。
タレがしみ込んだ皮は艶々の見ためで、パリッとした食感。炭火効果で、余分な油は落ち、肉質はふっくらジューシー。2個、3個と食べたくなるおいしさです。
クアラルンプールやコタキナバルでよく見かけるのは、屋外に設置された専用の炭火焼マシーン(手動)。料理人が手羽肉を刺した棒をくるくる回しながら焼いています。
メインが来る前の前菜として人気で、冷たいビールによく合います。
チキンウィングはどうやって食べる?
そのまま食べてもおいしいし、添えられたチリソースをつけて、パンチのある辛さをちょい足ししてもマル。支払方法は、レストランに間借り営業の専門店の場合、レストランの会計とは別に、手羽肉を運んできた人に直接払います。
チキンウィングを初めて食べる人へ
醤油ダレの甘辛味で、日本人好み。辛くないので、子どもにも人気です。
焼き上がってすぐ、アツアツの状態で運ばれてくるのもポイントが高いところ。どんな料理でも持ち帰りができるマレーシアですが、チキンウィングはその場で食べたほうが断然美味です。
あとそうそう、1つ注文すると手羽先と手羽元の2つセットのことが多く、部位によって味の違いが楽しめます。
炭火で焼いているのにも関わらず、色むらなく完璧な焼き上がりが見事です。専用の調理器具と料理人の技に拍手。
ミニエッセイ「マレーシア、最高!」
ビールにも、ごはんにも、はしやすめにも、どんなときにも合うチキンウィングは、本当にたくさん食べている。クアラルンプールの屋台通りジャランアローの「ミッキーの店」で。また、友人が通い続ける名物のチキンウィングおじさんの店で。さらにコタキナバルの海辺の屋台でも、山間のルングス族の市場でも、チキンウィング。焼きたてのチキンウィングをはふはふしながら口に放りこみ、ビールをぐいっと飲み干すと、これぞマレーシア、最高!の瞬間がやってくる。
Memo
マレーシア人シェフのチャーさんいわく、「マレーシアにいた頃は当たり前だと思っていたけど、よく考えたら、こんなに綺麗に焼けるのはすごい技術!」とのこと。たしかに火が一定でない炭火で、手動で焼いているのに、色むらなく焼けている。すごい技かも!
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