お土産

マレーシア名物、魚せんべい「クロポ」の工場見学

揚げたてのクロポ。左がクンバン(イワシ)で右がソトン(イカ)

【All About Web】 マレーシア 2014年7月26日配信

魚で作ったスナック菓子「クロポ」。灰色で地味な見た目ですが、魚の風味の濃くてとてもおいしい。“パリッパリッ”とした厚めの食感もよく、まさに食べ始めると、やめられない止まらない、魚せんべいなのです。今回は、クロポの製造工程に密着します。

マレーシアで人気のおやつ。魚せんべい「クロポ」

クロポ(Keropok、ケロポと発音することも)は、魚を原料にしたマレーシアのスナック菓子です。日本のおやつでたとえるなら“えびせん”タイプで、パリッパリッと弾けるような食感に、適度な塩っ気があります。クロポは揚げてすぐに食べるおやつなので、スーパーや市場では、揚げる前の状態で売っています。薄いグレー、または薄い褐色で、1ミリぐらいの薄さの長方形型のものを見つけたら、それがクロポ。油で素揚げしてから、いただきます。

港町のケダ州で、クロポ工場に潜入!

クロポ工場を案内してくれたマネージャー(右)と紹介してくれたマレーシア人のシュブさんとハリマさん

マレーシアでクロポ作りが盛んなのは、北部の港町。クランタン州、トレンガヌ州、ケダ州などでよく作られています。今回は、ケダ州の「PERSATUAN NELAYAN KAWASAN TANJUNG DAWAI」工場に訪問。ケダ州は、生鮮市場には食用のカブトガニ(!)をはじめ多くの魚介が並び、名物カレーは“ナマズのカレー”という魚をよく食べる街。新鮮な魚が安く手に入る街だからこそ、クロポ工場があるのです。

クロポの製造工程

クロポ工場。 「Nelayan Bagus」というブランド名でクロポを販売。魚の加工から袋詰めまで、全行程をこの工場で管理している

ここで扱っている魚は、イカンビリス(カタクチイワシ)、タンブン(イワシ)、クンバン(サバ)の3種類と、海老、イカ。魚1種で1種のクロポを作るので、計5種を製造しています。

作り方はいたってシンプルです。まず、魚の骨を抜き、小麦粉と一緒にマシーンに入れて、ペースト状にします。いうなれば、巨大なフードプロセッサーで魚のすり身を作ります。

すり身工程。魚の皮や身の色によって、クロポの色が変わる

次に整形。回転型の棒を使いながら、平らに伸ばし、それを折り重ねて四角い形状に。これを蒸します。

薄く延ばしたものを折り重ねて整形

蒸すと、白色のすり身がクロポ色のグレーに変わり、弾力と硬さが出ます。その状態のものをスライサーでカット。厚さ1ミリぐらいに自動的にカットされます。

dsc_0745

スライサーを使ってクロポを薄く切る

乾燥させて袋詰め。約1週間で完成

次に乾燥させます。網の上にクロポを並べて、1日約8時間。常夏のマレーシアなので、5~6日も経てば、水分が無くなり、かたく乾燥したクロポに。それを袋詰めにして完成です! このシンプルな製造工程で、魚のうま味たっぷりのせんべいができあがるのです。

dsc_0760

屋外で乾燥させる。魚を原料にしているのに、不思議なほど匂いはない

dsc_0738

袋詰めにされたクロポ。写真はイカンビリス種

食べる寸前に、素揚げしてパリパリのせんべいに

食べるときは、熱した油で素揚げ。調理のコツは、たっぷりの油で、少量ずつ揚げること。火が入ると約2倍の大きさに膨らむので、1度に入れすぎないようにしましょう。また、揚げあがりまで約2~2.5秒という、あっという間の出来事なので、調理は慎重に。うっかり揚げすぎると焦げて苦くなってしまいます。

dsc_0767

揚げたて熱々のクロポは、魚の香りが口いっぱいに広がる味で、子供のおやつにも、ビールのおつまみにもぴったり!マレーシアなら、スーパーや市場でどこでも売っているので、お土産にもおすすめです。

関連記事

  1. マラッカ特産の椰子砂糖(グラ・マラッカ)工場見学
  2. ブラチャンにかけた情熱。ペナン島とケダ州にて
  3. ナシチャンプル
  4. マレーシアの飲茶文化について、ペナンの大東酒樓で考えた
  5. マレーシア東海岸の魅惑の調味料ブドゥ
  6. プカサン・イカンを調理してみました
  7. イポーで、果物「ポメロ」農園を見学
  8. ペナンにある、魅せる伝統菓子店

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 食事イベントVol.28(募集中)2月17日(土) ヤ~ムセイ! 春節のお祝い料理「イーサン」で2018戌年の福を願おう
  2. おすすめ! 60名様限定KLツアー、3月まで募集。5つ星ホテルに泊まるマレーシア旅。99,800円(3泊)で往復航空券込み。
  3. 奥渋にあるコンセプト書店「SPBS」で『ナシレマ!』本、販売中
  4. 静岡・浜松「アジアンダイニングキッチン 韻彩」 シェフの家に代々伝わる自家製サンバル
  5. 「ナシレマバーガー」がマレーシアで人気!
  6. 1月料理教室(追加クラス、20日決定!)国民食ナシレマ、旨辛の焼き魚、さくさく唐揚げ「Malaysian cooking class, Nasi Lemak, Ikan Bakar and Ayam Goreng」
  7. 屋台祭り(募集中) 1月28日(日)「体にやさしいお粥。スイーツまで!」Malaysian kopitiam festival, Chicken Porridge and Bubur Hitam
  8. 料理教室(終了)おもてなしハニーローストチキン「Malaysian cooking class, Honey Roasted Chicken, Butter Prawn」
  9. 屋台祭り(終了) 12月10日(日)「鶏の特製ミルク炒めとマギーゴレン」Malaysian kopitiam festival, Maggi Goreng and Ayam Butter Milk
  10. 週刊ジェイスポ、ごはんニュース2017年9月
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。