池袋でスチームボート。マレーシアのゆるキャラ初披露
マレーシアごはんの会、ラッキー7にあたる7回目は、池袋の老舗マレーシア料理店「マレーチャン」が会場。1階、2階を貸切って、総勢50人の盛大な会。みんなでワイワイとスチームボートを食べました。
スチームボートとは、マレーシアの鍋料理のこと。タイでタイスキが有名なように、マレーシアでも、常夏の国の夜風に吹かれながら、はふはふと鍋をつつきます。マレーシアのスチームボートはスープの種類がいろいろあるのが特徴で、チキンストック、漢方味、ピリ辛味、お粥スープ、カボチャスープ、そしてマラッカ名物はどろっとしたサテソースなど。今回、創業20年のマレーチャンが用意して下さったのは、漢方鶏スープ、トムヤンクンスープ、サテスープの3色。オーナーの福澤ママがメニューを紹介してくださいます。
今から20年前、マレーシアからの留学生に職を斡旋するため、そして同時に彼らにとって必要なハラル料理を提供したい、という思いでマレーチャンをオープンした福澤ママ。あふれ出る思いがいっぱいで、スピーチが止まらず(笑)。でも、そんな姿もマレーシアっぽくて。いろんな方のいろんな経験や想いが重なって、この会に参加して下さってるんだ、と実感して、ジーンとしたり。
最近分かったのですが、マレーシアつながりの人は、私も含めて、みな話し好きのようです。こちらが盛り上げる前から、すでに参加者の皆さん、盛り上がっています。初めて会う人も多いはずなのに、まるで昔からの知り合いのように話が弾んでいます。じぶんのテーブルにとどまらず、フロア全体でワイワイする皆さん。
こちら前菜。サテ、ポピア、アチャー、ムルタバの4種。そして、スチームボートの具てんこもり。この2色鍋。福澤ママがはじめた頃は日本で購入できず、マレーシアから担いで帰ってきたとのこと。手前がトムヤンクンスープ、奥が、鶏漢方スープ。すべてハラルです。
こちらはサテソース。
マラッカのものに比べるとサラサラのスープですが、砕いたピーナッツがたっぷり。鍋の種類が足らず、1色鍋のテーブルは3回スープをおかわりするという仕組み。事務局の1色鍋は、いつの間にやら3色スープがミックスに……!これもまた味わい深くて、おいしくて。シメはビーフンとクイテオの2種の麺で、卵でとじて食べます。
今回のメインイベントは、マレーシア人による「大好きなマレーシア料理の紹介」。事務局ナオちゃんが紹介しているのは、ウンさん、ジョハンさん、アリヤさんが大好き、と挙げたサテ。実は今回、7人参加して下ったマレーシア人のうち、3人がサテ好きと回答。サテはマレーシア人にも人気なんですね~。「若い頃、30本食べた!」「僕は40本!」と数の自慢をしたり、「ピリ辛で甘いという複雑な味がやみつきです」と教えてくれたりとサテ談義で盛り上がりました。
タジュルさんの好物は、お母さんが作るサンバルウダン。真っ赤なソースで辛そうに見えるのですが、「チリを1度茹でることで辛くありません」だそうです。
そしてこれ!壁に飾ってあるのは、今回から登場の「マレーシアのご当地ゆるキャラ」。じゃーん!
マレーシアごはんの会で作っちゃいました☆ じつは事務局メンバーのフミちゃんはプロのイラストレーター。彼女が真剣に考えて、6つのキャラを発表。アンケートにて人気投票を行ったので、結果は後日。お楽しみに~。ちなみに現在人気なのは、クエ星人。
そして次は、マレーシア式じゃんけんゲーム!マレーシアのじゃんけんは「オーソム」というかけ声のあとに、日本と同じような手の形を出します。方法は、年齢や地方によって色々あり、西洋式の「Batuバトゥ(石)、Kertasクルタス(紙)、Guntingグンティン(ハサミ)」を使っていたり、「Batuバトゥ(石)、Airアイル(水) 、Burungブルン(鳥)」があるそう。鳥の手の形だけが違っていて、クチバシをモチーフに指先をつぼめたもの。
勝った~!!景品は、マレーシアで人気の老舗レトルトメーカー「ブラヒム」さんの高級レトルト食品です。お家でも、本格マレーシア料理をエンジョイしてください。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎました。
でもでも、あっという間に時は過ぎるけど、みんなと鍋をつつき、マレーシアについて語り合った思い出はずっと消えない。一緒に過ごした記憶は、いつまでもしっかり心に刻まれています。
今回はマレーシア人の方が7人も参加してくれたおかげで、いつもにも増してマレーシアの空気が濃く充満していました。とってもテリマカシ!(ありがとう!)。ガイドブックを読むより、情報番組を見るより、ずっとずっと分かりやすくてエキサイティングなのは、体感すること。違う文化の人と話すこと。これからも、マレーシアの空気感を関東のあちこちに出現させていきますよ~。(音)
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