アジア好きユニット「アジアごはんズ」が、東南アジア各国のチキンライスの特徴を伝授。ずばり、チキンライスはひとつじゃない!
2015年、アジアごはんズ主催で「チキンライス食べ比べ」イベントを開催。4か国のチキンライスをワンプレートで提供した(写真提供:鈴木さん)
各国の「チキンライス」の特徴
シンガポール: 写真 中央左
3種(チリ、生姜、黒醤油)のタレが特徴。チリと生姜は鶏肉、黒醤油はご飯にかける。屋台ではなく、ホテルで提供する高級チキンライスも人気で、チキンライスの“セレブ化”は、シンガポールという国の豊かさの象徴ともいえる。(伊能すみ子 アジアンフードディレクター)
タイ: 写真 奥
タイ人にとってチキンライスは“牛丼”のような存在。気取らない食事で、持ち帰りにすることも多い。タレは1種で、豆鼓を使った濃厚な味。鶏の血を固めた“ルアットガイ”(血豆腐)をトッピングするのも人気。(下関崇子 タイ料理家、ムエタイインストラクター)
インドネシア: 写真 中央右
中国系インドネシア人が自分好みのチキンライスを提供。そのため、共通の味というより店によって色んな味が楽しめる。パクチーソースやハーブで炊き込んだご飯など、どれも手の凝った味。(浅野曜子 インドネシア料理プロデューサー+フードコーディネーター)
マレーシア: 写真 手前
多民族国家マレーシアは、民族や地方によって様々なチキンライスがある。たとえばマレー系のチキンライスは、茹で鶏にクローブや八角の香りをつけたタレをぬり、オーブンでロースト。マラッカのチキンライスはご飯がまん丸。(古川音 マレーシアごはんの会)
日本で、チキンライスを提供している
おすすめのマレーシア料理店
東京 マレーアジアンクイジーン
ふっくら茹でた鶏肉を3種のタレで。鶏の茹で汁で炊いたジャスミンライスも自慢。980円
東京 ちりばり
スチーム、ロースト、揚げの3種を用意。唐辛子醤油“ちりばり”が名物。500円
東京 ペナンレストラン
スチームとグリルチキンの2種。クリスピーな食感のグリルはビールに合う。600円
東京 マレーチャン
ジューシーな鶏肉はボリューム満点。最近ではチキンライス弁当もたいへん人気。1100円
大阪 ケニーアジア
ツヤツヤのハラール鶏が美味。チリ、レモンジンジャー、醤油の3種のソース。Mサイズ980円
ぜひトライしてみて下さい!
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