マレーシアにはさまざまな発酵食材があります。今回は中国系の発酵調味料「豆鼓」と「南乳」を使った料理を伝授。
鯛の豆豉蒸し魚はタレが真っ黒でちょっとびっくりですが、味は最高でした! 生姜、玉ねぎなど香味野菜がたっぷり入った豆鼓ダレさえ作り置きしていれば、いつでも簡単にできるし、このタレ、豆腐にかけてそのまま食べてもバッチリ。また、南乳鶏唐揚げは、いつもの唐揚げが南乳を使うだけでこんなにふくよかな味わいになるなんて感激。どちもさすが、発酵パワーです。
おまけの南乳白菜炒めは春雨がたっぷり南乳タレを吸っていて、これまたよし。まろやかでクリーミーな味で、なるほどこれが豆腐を発酵させた南乳の魅力なのだと実感。白玉粉でつくるタンユエンは、中国系マレーシア人にとって冬至の日に欠かせないデザート。白赤でおめでたく調理しました。
発酵調味料、マレーシアには数多くあります。たとえば「ブラチャン」(海老の発酵ペースト)、「ブドゥ」(とろみのある魚醤)、「トンポヤ」(ドリアンの発酵ペースト)、「イカンマシン / ハムユイ」(塩漬けにした魚)、チャイブー(塩漬けたくわん)、塩菜(高菜のような青菜)など。これらの調味料で、ご飯に合うように塩気とうま味をプラスするのがマレーシア料理らしさ。また、塩分をしっかり使った調味料が多いのは、常夏の気候のなか汗をかくときに失われた塩分を補給する効果も。これからもマレーシアの発酵調理、注目していきます。
下記は募集内容
Cooking Class マレーシア料理教室 11月28日(木)Nov.2019
今回のマレーシア料理教室は、いま日本でも注目されている発酵料理。豆鼓醤と南乳をつかった中国系のマレーシア料理を習います。
1品めは、黒大豆を発酵させた豆鼓ダレを使った「豆鼓醤蒸魚」。マレーシアの中国系の魚料理といえば、蒸し魚が定番。醤油で仕上げたもの、梅干しで酸味をつけたものなど、さまざまな味つけがあり、なかでも人気があるのが香り高い“豆鼓タレ”をつかったこちら。濃厚な香りが特徴で、ほのかに辛味をきかせることで白いご飯がどんどん進む地味深い味。料理教室では丸1尾の魚を使いますが、切り身でも調理可能です。
豆鼓と豆板醤のタレをたっぷりと。チャーさんの宅では定番の家庭料理だったそう
2品目は、豆腐を発酵させた中国調味料、南乳で下味をつけた鶏唐揚げ「南乳炸鶏」。口のなかにふわっと広がる独特の風味が鶏のうまみを引きたて、ヤミツキになります!
クアラルンプールのレストランで食べた「南乳炸鶏」
そしてデザートは寒い日にぴったりの湯園(タンユエン)です。甘いしょうが汁でいただくお団子で中国系の家庭では、冬至の日にかならず食べるスイーツ。この3品で、心も体もぽかぽかにあたたまりましょう。お申込み、お待ちしています。
日時
2019年11月24日(日)14:00~17:00 キャンセル
2019年11月28日(木)14:00~17:00 開催決定!ひきつづき募集中です
※6名以上で開催、定員は各10名です
場所: マレーアジアンクイジーン横浜店
みなとみらい線元町中華街駅より徒歩3分 2番出口より、元町中華街にむかう途中にあります
住所 横浜市中区山下町82-3 Tel 045-307-9839
https://www.malayasiancuisine.com/access.html
教室内容
基本的にデモンストレーション形式
参加人数:12名
レッスン料&メニュー Fee &Menu
5,500円(材料費、レシピ代、飲み物1杯付き) ※消費税UPにて改定しました。
・豆鼓醤蒸魚(豆鼓醤で味つけした蒸し魚)
・南乳炸鶏(南乳風味の鶏唐揚げ)
・湯圓(しょうが汁の白玉団子)
※レッスン料は、当日レストランにてお支払い下さい。
※飲みものはアルコールも選べます。
申し込み方法
まことに恐縮ですが、先着順の予約受付、定員10名(6名以上で開催)となります。11月21日(木)までに、下記メール(古川音宛て)にご連絡ください。締切日前に定員に達することもございますので、なるべく早めにご連絡をいただけますと幸いです。なお、材料の準備の関係で、レッスン日3日前よりキャンセル料が発生しますので、ご了承ください。
先生 チャーシェフ
マレーシアのイポー出身、チャーさん。2010年に「マレーカンポン」を立ち上げ、現在は「マレーアジアンクイジーン」渋谷店、横浜店の計3店舗を統括する責任者。子どもの頃から近所の屋台の手伝いをするほどの料理好きで、チャークイテオ、チキンカレー、イポーチキンが得意料理。いつもポジティブで笑顔が素敵。日本人もマレーシア人も、チャーシェフのファンは多い。
下記のメールにて、参加希望の方のお名前、人数、当日のご連絡先をご連絡ください。担当:古川音 oto@malaysianfood.org
ご予約、お待ちしております! Malaysia Gohan Kai
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