池袋でマレーシアの“ありえない”体験談披露
2011年7月30日(土曜)、マレーシア・ラブの18人が集まり、池袋のマレーチャンduaにて、マレーシア料理の決定版☆バクテー☆に舌鼓をうちました。集まったのは、マレーシア在住経験者、マレーシア好き13年のツワモノ、マライヤ大学卒業生、8月、9月と2カ月続けてマレーシアに旅行(いえ、旅行ではなく帰る、と言っていました)する人など、ディープにマレーシアを愛する人たち。そこにタイガービールとサテが加われば、気分はすっかりマレーシア!
まず、マレーチャンduaオーナーの福澤ママより、マレーチャン創業のきっかけや、ママとマレーシアとの深い関わりが語られます。
ママ、という呼び名は日本に留学するマレーシア人がそう呼ぶから。彼女はマレーシア人のママのような存在なのです。18年前、福澤ママがマレーチャンを立ち上げたきっかけは、日本に留学してきたマレーシア人がお金を稼げる場所を作ってあげたかったから。イスラム教徒であるマレー系のマレーシア人が働けるよう、日本で初のハラル認証レストランを創業。ここから、ママとマレーシアの濃い関係が始まったのです。
今に至るまで、いろいろあったそうです。18年前ですから、マレーシア料理はさることながら、アジアン・エスニック料理というジャンルさえ知られていなかった時代。そのなかでマレーシアに何度も足を運び、マレーシアの本場の味を伝えようと努力を積み重ねてこられた。わたしはマレーシアに住んでマレーシアを知ったけど、日本に住みながら、マレーシアに力を注いでいらしたんだなぁ…と。その姿に胸がじーんとしました。
そんなママの思いがこめられた料理が次々に登場。
左より。サテとムルタバ。手前はアチャールとポピア。ピーナッツソースをたっぷり絡めて大ぶりの鶏肉のサテ。ムルタバは薄いパイ生地のなかに、カレー味のそぼろ鶏がひそんでいます。アチャールは酸っぱすぎず、いい具合に浸かっていて、箸休めにぴったりのピクルス。生春巻きの皮で巻いたポピアは、砕いたピーナッツの食感が口のなかで弾けます。
これはビールがなくっちゃ!もちろんビールはタイガーです。そして野菜は、マレーシア料理で定番の空芯菜のブラチャン炒め。後ろに見えるのは、パリッと高温で揚げられたクロポ。魚せんべい、えびせんべいです。
そして、メインのバクテーが登場!
9種の漢方で4時間以上じっくり煮込んだバクテー。途中、丁寧に豚のアクを何度もとることで、クリアに澄んだ上品なスープになっています。この漢方スープに揚げパンを浸せば、スープをたっぷり吸った揚げパンの美味なこと!また、ご飯にスープをじゃぶじゃぶかけて、バクテースープのお茶漬けもたまらんです。
みんなバクテーに夢中。いや会話にも夢中。自己紹介をかねて、「マレーシアでありえない…!と思ったこと」を発表してもらいました。
すべて、個人の体験談です!
・猿に部屋を荒らされた ・すべてのドリンクが甘い ・鍵を車内に置いたままロックしてしまった。すると同僚が棒を巧みにつかって鍵を開けてくれた ・雷が落ちて、部屋の電気のスイッチが焦げた ・料理のジャンルが幅広い ・家の修理に来たはずなのに、さらに壊れた。そして「また来るからな」となぜか上から目線 ・何度注意してもスタッフが言うことを聞いてくれない。でも気付いたら妻も…。人間はそういうものだと悟った ・デンギ熱にかかった。処方は100プラス(清涼飲料水)のみだった ・外国人用のイミグレが混んでいたので、マレーシア人用のレーンに並んでもいい?と聞いたらOKしてくれた ・ゲリラ豪雨 ・税関で担当者ごとに言うことが違う ・前に並んでいた人の不注意でソフトクリームが服についた。それなのに、みな文句をいうどころか、テヘヘと笑った ・水あび用のタライに魚が住んでいた。それは虫を食べてくれる優れものらしい ・ムルデカの祭り、スピーチの長さに合わせて時計を調整 ・雷が落ちて信号機が壊れた交差点 ・病院での誤診 ・KTMの時刻表が無意味すぎる
おもしろすぎる…
やっぱり、奥が深いです。マレーシア。
そして次は、マレーシアにセカンドホームを申請されているキミエさんプロデュース、マレーシアクイズ!
クアラルンプールのシンボル、ツインタワー。2本のビルが対になって建っているのですが、1本は日本、2本は韓国の企業が建てたもの。じつは韓国のタワーのほうがすこし高いため、2本をビルをつなぐスカイブリッジと呼ばれる橋は、41階と42階をつないでいるんですって。勉強になりましたキミエさん、ありがとうございます!
ワイワイとマレーシアを中心につながった時間。ほかほかに心が温かくなる、心地よいひとときでした。
アンケートに書いてくれた、マレーシアといえば?という答え。
みんな違って、それでいい。
だから心地いいんですね。(音)
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