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Report FOODEX 2011 マレーシアブース盛況

2011.3.8

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3月1~4日、36回目をむかえるアジア最大級の食品展示会「Foodex Japan 2011」が、幕張メッセにて開催されました。推定8万人の来場者にむけて、フランス、ドイツ、イタリア、タイ、インド、マレーシアなど海外64カ国の飲料・食品業者が猛烈アピール。ワインの試飲、チーズの試食、料理のデモンストレーションなど、さながらパサマラム(※マレーシアの夜市)のようなお祭りさわぎでした。

マレーシアからは、飲料・食品会社あわせて13社が出展。○パームフルーツオイル「カロチーノ」 ○植物性の食品素材でつくったグミ、マシュマロ ○17種のハーブティー「マレーティー」 ○クッキー、クラッカー ○栄養価の高い飲料用製品 ○ナタデココ、マンゴー入りなどのゼリー ○ホワイトコーヒー ○カレーパフ ○手むきコーン……などの顔ぶれ。

CAROTINO_2(1).jpg赤い油ことパームフルーツオイル。オレンジ色の美しい色とカリッとした焼き上がりが特徴なかでも注目は、マレーシアのジョホールバルに生産工場をもつカロチーノ社のパームフルーツオイル。コレステロールゼロ、トランス型脂肪産ゼロ、さらにビタミンEやカロテンを豊富に含んだ栄養価の高いオイルで、健康を気づかう美食家たちの間ではすでに話題に。また、パームフルーツの果肉の赤色効果で、料理をほんのりオレンジ色(サフランにそっくりの色合い)に染めるため、四川料理の陳建一シェフやフレンチの石鍋シェフなど有名シェフの料理のマル秘テクとして活用されているのです。右の写真は、カロチーノプレミアム998円。カルディ、明治屋、紀伊国屋などで購入可能。



DSC_0029.JPG海苔などの植物性食材で作った可食フィルム次に驚いたのは、これ。なんだと思います?海藻など植物性の素材でつくった可食フィルムなんです。素材は、ホウレン草、人参、ムラサキ芋の3種(上記写真)。オーブンで焼いてパリッとさせればスナックに、海苔のように野菜を巻けば、オードブルに。試食したところ、やはり紙っぽい食感で、ヤギにでもなったかしらん?という気分なのですが、友人のイタリアンのシェフは「これはおもしろい!」と絶賛。たしかにプロの料理人が使えばユニークなひと皿に仕上がるかも、と感じました。



DSC_0033.JPGなつかしいマレーシア産のクッキーそして、なつかしいクッキーをおみやげでいただき、試食コーナーで、池袋のマレーシア料理「マレーチャン」のシェフが作ってくれたナシゴレンとムルタバ(インド風餃子)に舌鼓をうち、マレーティーのグアバ茶でホッとひと息。そし再び会場をうろうろ。すると、日本の企業で「ムスリム向けの和牛ハラルミートを扱っている会社がある」という情報をゲット。さっそく行ってみると、マレーシア人のアクマルさん率いるマレーシアハラルコーポレーションと熊本県の食肉会社ゼンガイミートが共同で和牛のハラルミートを開発。すでに日本国内でのハラル認定は下りていて、ネット販売を近日中に始めるとのこと。マレーシアへの輸入は1年後を目標にすすめているそうです。



タイやインドのブースに比べるとマレーシアの規模は小さいものの、試食イベントに訪れる人の数や各ブースで話しこむ人も多く、マレーシアという国の認知度が着々と上がっていることを実感できたイベントでした。

●幕張メッセで出会ったおもな企業
カロチーノ社(パームフルーツオイル) 
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タカラ社(可食フィルム) 
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マレーシアハラルコーポレーション(ハラルミート) 
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ゼンカイミート社(食肉業者) 
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カロチーノはカルディ、明治屋、紀伊國屋で販売。カロチーノ社(パームフルーツオイル)のウェブサイトはこちら。http://www.carotino.jp/