Report マレーシア産の健康オイル、カロチーノ
2011.3.9
アブラヤシの木これがアブラヤシの果肉。直径4センチほどの手のひらサイズ
「FoodexJapan2011」のイベントで出会った「カロチーノ」。マレーシア産のパームフルーツオイルです。パームフルーツとは、オイルパーム(アブラヤシ)の果肉から採取されたオイルのこと。混同しやすいのですが、アブラヤシとは、ココナツの実がなるココヤシとは別の種類。ちなみにココナツから採れるオイルはヤシ油とよばれます。
オイルパーム(アブラヤシ)の農園の風景。
そしてこれがオイルパームの実。ひと粒は、直径4センチほどの小さなサイズで、赤い。
純度100%のカロチーノカロチーノオイルはオレンジ色なのが特徴
その赤い果肉から精製されたのが、ルビー色の天然オイル「カロチーノ」。日本ではパームオイル100%の「カロチーノプレミアム」とキャノーラオイルとブレンドした「カロチーノクラシシック」の2種が販売されていて、今回はカロチーノクラシックを試してみました!見た目が真っ赤なので、チリオイルやらー油の味を想像してしまいますが……舐めてみると、まったくの無味。胡麻油やオリーブオイルのようなクセがないので、サラダや揚げ物など、どんな料理にも合いそうです。
このオイル、スプーンたったの1杯で、1日に必要なカロテンとビタミンEを摂取できるので、サプリメントオイルという別名も持っています。そしてもうひとつ特徴的なのは、料理をおいしそうなゴールデンイエローに変えてくれることなんです。
右がカロチーノで焼いた餃子たとえば餃子を焼くと、こんな感じ。右の3個がカロチーノで焼いた餃子で、左は通常のサラダオイル。この色、もちろん天然でカロテンに由来するもの。この特性をいかし、パスタや中華麺、パンなどに練り込み色だしの食材としても使われているんですって。
クセのない油なのでサラダにもぴったり!これはカロチーノをドレッシングとして利用したタコと春菊のサラダ。これ、かなりおすすめ!カロチーノの色が料理を鮮やかに魅せてくれるし、春菊の苦みとタコの塩気が絶妙でおいしい。材料は、ゆでタコ(100g)、春菊の葉先(1/2把分)、長ネギ(1/2本)、赤ピーマン(1/4個)。そこにカロチーノ(大さじ1)、コチュジャン(小さじ2)、しょうゆ(小さじ2)、酢(小さじ2)で作ったドレッシングをあえ、炒り胡麻をパラパラとふれば完成。赤ピーマンのフルーティーさ、コチュジャンの辛味、酢の酸味、春菊の苦み、タコの塩気など、さまざまな味をカロチーノオイルがまとめているようなダイナミックな料理。かなり、気に入りました。
マレーシア産のパームフルーツオイル。これはすごいですよ。(音)
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※カルディ、明治屋、紀伊国屋で販売。
カロチーノ社(パームフルーツオイル)
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